被災されました皆様方へは、心よりお見舞い申し上げます。
朝の冷え込みも徐々に弱まり、
心なしか空気のにおいに春を感じるようになりました・・・。
あの大震災からもうすぐ一年、その当日はまだまだ寒かった記憶が鮮明に残っています。
この瞬間、こうしてブログを書ける自分があることを心より感謝したいと思います。
本日も元気に行ってみましょう!
さて、本日のお題こと、CPUファンから轟音?こと
大きなVaio VGN-LM92S さんは修理のご依頼です!
先日ご愛機のオーナー様からこのブログへ、
「CPUファンから異音がする」旨のお問い合わせを賜り、
メールにて症状の確認等をさせて頂きながら、「CPUファンの掃除機吸い込み作戦」も実施され
一旦持ち直したかのようにも思われましたが、残念ながら後、「轟音」に豹変されたご様子で、
急遽、修理のご依頼となりました。
ご発送完了翌日にご愛機が到着、
大きな「パソコン宅急便」の段ボールの大きさには驚きました。
この LM-92S さんは俗に言う、「ボードPC]なる本体一体型のとっても大きなVaioですから
当然なのですが、ここで大惨事発覚・・・。
開梱しご愛機を作業台へ搬送、
左下筐体アルミフレームが曲がり、クリアパネルが割れています。
いやな予感・・・。
これって「到着破損では?」
オーナー様へ念のため確認させて頂き、「発送前は破損無し」というご回答
さらにこの「パソコン宅急便」の段ボールは一番箱(新品の段ボール」のはずなのに
取っ手が双方とも裂け、正直ボロボロ・・・。(あり得ない!)
CPUファン交換よりも深刻な問題が作業前から発生です・・・。
早速、運送会社へ連絡し、破損処理と動作確認も含めた同時進行で慣行したいのですが、
作業開始のためには、CPUファンが正常に動かないことには電源すら入れられない状態なので
到着後CPUファンの動作確認を実施いたします。

ファーストインプレッション
初回電源投入
「ゴゴッ!」という少々聞きなれない音がします。
後にも先にもこの音のみ・・・。
これは完全にCPUファンが止まっています。
「Vaio」のロゴマークの表示は確認できましたので、速攻でシャットダウン。
分解作業着手開始。
セカンドインプレッション
この LM-92S さんのCPUファンは大きなヒートシンクを外さないと
確認が出来ないので、沢山ネジを外します。
クリーニングも並行しながら、CPUファンとご対面、何やら「軸がぶれているような感じ」です。
ヒートシンクからCPUファンを外し、フィン(羽の部分)も外してみましょう!
(このタイプはフィンが外れるタイプです。)
「おや???軸が無いよ???」
多いパターンは「軸の摩耗」で軸がぐらつき動作に不具合が生じ
異音発生等の不具合が多い中、今回はどうやら軸が内部で折れてフィン回転部分が
磁石にくっついてしまい「回転出来ない状態」という少々レアな状態です。
早速部品を発注、到着まで概ね一週間の辛抱が必要です。
サードインプレッション
「パソコン宅急便」を扱う最大手運送業者さんとの交渉も進めましょう!
こちらからの提言
1.動作確認はCPUファン到着後でなければ出来ない
2.段ボールが壊れているのは荷扱いに問題があるのでは?
3.補償内容の詳細を明確にしてほしい
問題は3,の「補償内容」なのですが、
新品なら時価は新品購入価格と対処は簡単ですが、今回はその補償内容が焦点になります。
法律的解釈は「中古品」なので上限は「流通相場」が基本になり、
修理代金もその「上限」に準ずるのが一般的です。
メーカーに問い合わせをしたところ、
最低「45,000円~」と事故処理価格+納期不明・・・。
これではただ、ただ時間だけがかかってしまいオーナー様にはご迷惑以外の何物でもありません・・・。
さらに、メーカー修理以外に手はなく、「国内」(※ポイント!)では部品すら入手できない状況です。
一先ずは、CPUファン到着後の動作検証如何での交渉という段取りにいたします。
フォースインプレッション
待ち焦がれたCPUファンが到着いたします。
CPUファンの交換後、各種検証で不具合はありません!(本当によかった~)
さらにCPU、GPUのシリコングリス塗布も完了、本来の修理は無事終了です。
ご参考
破損事故(輸送事故)では2次、3次被害が一番怖いのです・・・。
(壊れていない部分まで連鎖的に破損してしまうこと)
最悪なシナリオは「想い出の沢山詰まったHDD」が壊れること位悲しいことはありません。
物理的にHDDの交換はできても、「データの保証」まではしてくれないのです・・・。
さらには出荷主、受け取り主にも時間的損失や、精神的負担がかかります。
(本来はCPUファンの交換作業で万事OKの予定だったのです・・・。)

フィフスインプレッション
ご愛機のその他動作検証はOK、破損箇所の対応開始です!
最優先したいことは、
一刻でも早く「オーナー様へマシンをお返しすること」です。
部品さえあれば、翌日にはご返送は可能なのはわかっています・・・。
それでは部品を入手するためにはどうする?
「国内」からはだめでも「海外」からならどうでしょう?
答えは「Yes !」
短納期(2~3日)で部品が入手可能ということが判明しました。
(部品の型番を探るのがポイントです。)
運送業者さんへ連絡、こちらで交換する段取りをし、発注から3日で交換終了です!(祝い)
(ヨーロッパ圏でのPC修理はDIYが主流でメーカー製パーツも個人で入手が可能なものが多いですよ。)
今回は本来の修理作業+事故対応の処理と
オーナー様には、本当にご心配をおかけいたしたこと思います。
しかしながら、最後まで私を信じていただきましたこと、心より御礼申し上げますとともに、
これからも末永くご愛用下さいますことをお祈りしております。
本当にありがとうございます。
See you Next !
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