連載35話. 日本史に現われる事象の繰り返しの原点はどこにあるのでしょうか?
崇峻天皇が蘇我馬子に殺されなければ、
蜂子皇子が天皇になったのです。
聖徳太子が支え「和の国」を築くはずでしたが、
山形に逃れ羽黒山を修験の山として、
民衆の苦悩を除き能除太子と呼ばれました。
皇子は邪悪と闘う能力を備えており、
本来は聖徳太子の知略により、
天皇に国を和合する愛の権威をもたらすはずでした。
その歴史に課せられた目的が、蘇我馬子によって崩された後、
蘇我馬子と推古天皇の和が果たせず、
蘇我氏と中臣氏の和が崩れ 謀略渦巻く中、
蘇我入鹿が聖徳太子の息子・山背大兄王を罠に落とし 自害に至らせたのです。
140年後、権力争いに落ちた日本を、
桓武天皇が仏教による改革を最澄に託した事から、
繰り返しの事象が現れるのです。
最澄が聖徳太子の位置に、空海が蜂子皇子の位置に立ち
和の国造りを目指すはずでした。
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