皆さん、こんにちは
ゴールデンウィーク3日目。今のところ天気が良い感じです。当初はぐずつく天気だとのことでしたが、(勿論地域によって違うとは思いますが)爽やかな天気を楽しめるのではないでしょうか。
さて、私事ですが、昨日は都内のライブハウスで、3つのビッグバンド合同のライブに参加して演奏させて頂きました。
他の2つのバンドはとても素晴らしく、1本筋の通ったストーリー性のある構成に感銘をうけました。
逆に当バンドはいろいろなタイプのごった煮のようなセットリストでしたが、何かの特集を組まない限りはこのスタイルで20年以上活動をさせていただいております。
そんななか、ご一緒したバンドの方から気に入っていただき、注文まで頂いた楽譜が有りましたので、ここでご紹介させていただきます。と言って、どちらも最近ご紹介した楽譜なんですが・・・
Garota de Ipanema (The Girl from Ipanema)
ビッグバンド+ヴォーカル譜では定番の楽譜があるのですが、ビッグバンドだけですとあまりオススメできるアレンジがありませんでした。
そんな中、昨年発売開始したのが、上田力さんのアレンジです。上田力さんは生涯にわたりアントニオ・カルロス・ジョビンの楽曲500曲あまりを独自のアレンジで15年に渡り書き続け、ライブシリーズ「Jobim My Love」で演奏してきました。
上田力さん没後に「Jobim My Love」で演奏されてきた曲の中からビッグバンドより少し小さい編成でレコーディングしたのが「Jobim We Love」(演奏:Big Band Nova)というアルバムです。
サックス3管、トランペット3管、トロンボーン4管とリズムという編成で標準のビッグバンドより少し小さい編成でしたので、これをBig Band Novaのメンバーである池田雅明さんが標準編成化して下さったものを出版させていただいています。
権利の関係がありますので全部お聴かせ出来ませんが、ご興味あれば、CDの取り扱いをしておりますので、是非お聴きいただければと思います。
トロンボーン・セクションのソリによる美しいメロディー、アルトサックスによるソロ、ドラムスと管楽器の掛け合いなど、輸入譜の教育的な楽譜とは趣の全く違う、演奏していてとても楽しい気分になれるアレンジです。
Power It Up! (Jeff Jarvis)
Jeff Jarvisさんは、数多くのファンク・チャートを作曲されていますが、昨年発売開始されたこの曲、グレードは低めなのに、全体の構成がしっかりしているのと安定したドライブ感のあるファンク・グルーヴが演奏していても、聴いていてもとても心地いいです。
実際、昨年の11月のライブで初めて演奏したとき、アンケートの「良かった曲」に最も多く記入されたのがこの曲でした。
ソロスペースは2回の繰り返しで、楽譜の指示通りであればバッキングはどちらも演奏するのですが、私が演奏したときは1回目はアルト、2回目はテナー、3回目はバトルにして3回目だけにバッキングを入れて盛り上がりました。
グレードの低さというのはトランペットの最高音の関係しており、この楽譜ではトランペットの最高音は五線の上のソ(G5)です。最後のフェルマータでこの音を吹いた後に、余裕があればその上のド(C6)などを吹いて見るととてもカッコ良くなります。
マツケンサンバ II (arr. 赤塚謙一)
アンコールとして演奏させて頂いたのがこのアレンジ。バンドだけでもヴォーカルを入れても演奏出来るハイブリッドアレンジですが、昨日はバンドだけで演奏しました。
私のバンドは昭和歌謡好きなわけでもないですし、想定される客層を意識したセットリスト作りもしていますが、なぜそこにマツケンサンバなんだという疑問は湧いてもおかしくありません。
答えはひとつ。マジかっこいいからです。サンバのリズムがまず本格的ですし、メロディは分かりやすく、バッキングもイカしてます。ただ、セットリスト内にいれるのには若干の抵抗があったので、アンコールとして盛り上がるように演奏してみたところ、案の定盛り上がりました
いろいろな場所でこの曲を演奏してみましたが、やはりぴったりとくるのは野外の演奏です。たまたま通りかかったような普段ジャズをほとんど聴かない人にも、このメロディは刺さります。
1バンドに1冊あってもよい楽譜ではないかと思います!
いかがでしたでしょうか?気に入った楽譜があれば、是非演奏してみてくださいね。
ご注文お待ちしています
最後までお読みいただきありがとうございました。
素敵な一日をお過ごしください
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