心理カウンセリング力養成基礎講座
⑮ 喪失体験からの回復(訣別)
「喪失体験」や「訣別(けつべつ)」は、私たちが生きている中で避けられない大切なテーマです。
喪失体験とは、大切な人やものを失った状態のことです。
たとえば…
・家族や友人が亡くなったとき
・ペットとの別れ
・長く続けた仕事や場所を離れる
・恋人やパートナーとの別れ
これらの出来事は、心に大きな穴が開いたように感じたり、どうしていいかわからなくなったりすることがあります。
それはとても自然なこと。
訣別とは「お別れ」を意味します。
ただ、ここでのお別れは「会えなくなる」というより、「心の中でその存在に一区切りをつける」「気持ちを整理する」ことも含まれています。
たとえば…
・悲しい気持ちをたくさん感じて
・なんで、どうして、という気持ちもたくさん感じて
・「ごめんね」という思いを伝えて
・「ありがとう」という気持ちも伝えて
その対象やものの大切さを感じつつ、新たに一歩を踏み出すこと
こうした訣別を、時間をかけて少しずつ受け入れていくものです。
悲しい出来事の訣別の先には
・大切な存在に改めて気づくことができます。
・前に進むエネルギーが湧いてきます。
・自分がどんなふうに前に進んでいきたいか考えることができます。
無理に、前向きにならなきゃ、と思うことはありません。
ゆっくり、今の気持ちを大事にしながら自分のペースで進めばいいのです。
喪失や訣別は辛いものですが「それをとても大切に思っていた」という証でもあります。
その気持ちを大事にしながら、少しずつ、心の整理をしていきます。
それが、訣別のカウンセリングです。
〈知識は優しさ〉
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次回は、2月15日(土)
⑯「恐怖症の解決」
カウンセリングの技術を学びながら、前半で学んだ理論や理屈をカウンセリングの中で活用していきます。
皆さんと学ぶ日を楽しみにしています◡̈*.。
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