今朝、9時30分。

いきなり、私のガラケーが鳴る。わん切りや。

すわっ!ケアマネさんからか⁉️
婆さんに、なにか⁉️


手にとってみると、婆さん本人から。

まずは、ひと安心。今日は、デイサービスの日。


おばあちゃん もしもし……。おかんちゃんか?

なにもないよ。今、デイに来てん。
かかるかな思って、押してみただけーー。


お母さん そうか そうか。
携帯、鞄にくくっといてな。頼むで。
ちゃんと、家に持って帰ってや。


あ………。
優しい言葉、かけたげたらよかったな。



母は、機械オンチで、携帯なんてとんでもない。
父がなくなった20年前から、
携帯は持たせたほうがいいと思うものの


一人暮らしだから、使い方がわからない時に
尋ねる相手がおらん!無理!と母本人に言われ続けて今に至った。



認知症になって、慌てて持たせるというありさま。しかし、こんなに動きまわる認知症なんて、
想定外だからね。


携帯電話は、認知症になってからでは、持たせても無理‼️


ケアマネさんにも、私が住んでる地区の保健婦さんにも言われた。


携帯をあてがって、はや2年あまり。
その間の、さまざまな問題………。
そら、そやな。ごもっともです。


ひとりで外出する時には、なくしてはいけないと
まったく持ってくれない。


デイサービスに行く時だけ持って行く。
まわりの人が持っているから、私も……の根性。
そこでは、携帯の意味なさないよね。
お飾りかい……。


認知症だと、携帯の使い方を覚えられないから
持たせても無理だと思っていたけど、


母は、自分が携帯を使えることを覚えられない。

母の携帯は、簡単過ぎる。
使い方は、ワンプッシュで、おかんちゃんと書いたシールの部分を押すだけ。
切る時は、切ると書いたシールを押すだけ。
簡単過ぎて、触ってみたで、繋がるよ。


ただ、携帯を持つ意味も、自分が使えることも
覚えられないじゃ、宝の持ちぐされ。
お守りにも、なりゃしないショボーンショボーン