田老町漁協のワカメ・コンブ養殖施設は
上段にワカメ、下段にコンブの二刀流
ワカメの養成のロープにコンブの養成ロープをぶら下げるので
まずはワカメの養成ロープを張ってワカメ種苗を巻き込み
次にコンブの養成ロープを張ってコンブ種苗を巻き込むのが効率的なんですけど
高水温の影響でワカメ種苗の芽出しが遅れているのに対し
コンブ種苗は成熟誘導しているため、従来より種苗の配布時期が早まっているので
近年はコンブ種苗を巻き込んでからワカメ種苗を巻き込むという逆転現象が発生しています
従来はワカメ種苗の間引きが終わってからコンブの間引きを行うものでしたが
巻き込み時期が逆転してしまったので、間引き作業もコンブが先の人が多いみたい
手元に見えるのがコンブです
間引き作業って、成長の悪いものや捻れて形が変になったものなどを落として、成長の良いものだけを10枚程度残します
コンブの本数が少ないと良いものだけを残せなくなってしまうので、結果的に減産になってしまいますが
写真のコンブはけっこうな本数がありそうですので、いいものを選べそうです
今後、大きなシケとかなければ今年のコンブは期待できそうですね
荒波、極寒の中での作業
この成果が夏に出てきます
皆さま、お疲れ様です