出港 | 防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

「防浪提に抱かれて磯の香りも生き生きと」
田老一小校歌の歌い出しです
津波が来ても二重の防浪提が守ってくれると思っていました
津波はその防浪提までも破壊して、ふるさとを壊滅さた
それでも、やっぱり海は麗しいし、川は清い

 今年度の漁協の事業計画を作ってるんですが

 なかなか厳しいです

 サケの水揚げがV字回復してくれれば何の問題もないんですけど

 そんな脳天気な計画を作るわけにも行きません

 

 サケのふ化場に係る経費

 土地代とか減価償却費とか電気の基本料金とか

 稚魚が入らなくても係る経費があるので

 種卵が足りなければその分がどうしても赤字になって全体の収支に影響してきます

 

 サケの孵化放流事業に力を入れてきた漁協ほど、その赤字が大きくなる

 放流を頑張ってきたところほど影響が大きいとはなんとも理不尽な(泣)

 

 家に帰れば帰ったで

 年老いた両親のこととか

 電気代が高いとか

 ガソリンが高いとか

 なんだかズボンのボタンが締まりにくいとか

 

 頭が痛いことばかりですが

 

 こんな風景を見てるときだけは

 ほっとしますねえ

 

 

 黄砂なんだが、髪がぞせぞせってわがんねえ