光明 | 防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

「防浪提に抱かれて磯の香りも生き生きと」
田老一小校歌の歌い出しです
津波が来ても二重の防浪提が守ってくれると思っていました
津波はその防浪提までも破壊して、ふるさとを壊滅さた
それでも、やっぱり海は麗しいし、川は清い

 もはや日本全国で問題になっている

 磯焼け

 またの名を

 ウニ焼け

 

 これといった対策はまだありません

 

 宮古市の事業で行っている海中林も

 先月の調査ではほとんどウニにやられておりまして

 

 先日、残った海中林をダイバーに調査してもらいました

  以下の写真は全て

 撮影:水中カメラマンhideoクンによるものです

 

 この海中林の目的は

 設置したコンブが残ることも目的の一つですが

 主目的は周辺の岩場に海藻が繁茂すること

 

 ウニが設置したコンブを食べているうちは

 回りの岩場の海藻の芽はウニに食べられずにするので

 春には海藻が大量繁茂

 

 そのことから行けば

 設置したコンブはなくなってても

 その周辺に海藻が繁茂していれば成功ということ

 成功といえるんじゃないでしょうか

 

 2月にはこうでしたが

 今はこう

 ワカメだらけ

 

 

 もちろんコンブがしっかり残ってる場所も

 根元は

 コンブの付着根がベースを覆い尽くすところです

 

 この付近のアワビ

 アワビ解りますよね?

 こんなに至近距離なんだもの

 

 磯焼け対策に光明が見えたような気がします

 

 

 


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