フレッシュの改装後,撮影エリアの撮影難易度がとても上がっています。
連日,お客さんがカメラの設定で四苦八苦しているようです。
ホワイトバランスを調整することに関し,以下の方法を用いました。

簡易の色温度計で,色温度を計測。実際に計測しますと,全ての撮影エリアで違った値になります。
ミックス光が入ったり,床まで色が入っていたりで,測光した値を元に更に調整する必要があります。
Lumixは測光値より高めに設定した方が,きれいに決まります。(Gスタはどこで計測してもほぼ同じ値でした。K5300位に設定すれば,ほぼベストなショットが撮れます。カーテンのくすみが気に入らないと思ったら,背景だけ画像処理をすればいいでしょう)。ライトがかなり改善されましたが,それでもフレでは計測値をそのまま使えません。
ホワイトバランスカード。
場所によって,ホワイトがよかったりグレーがよかったりでなかなかうまく決まらないことも。
レンズキャップ。67mmのレンズにこれを使ってみました。
モデルさんの手を煩わすことはありませんが,この製品の場合,装着がレンズプロテクターと同じ仕様で,かなり手間です。簡単に取り外せるレンズキャップをお勧めしますが,装着が簡単なレンズキャップ型の67mmはamazonなどでは,ほとんど品切れ状態でした。脱着と調整で最初の10秒位を使ってしまいます。使う時の鉄則として,レンズをマニュアルフォーカスにする,レンズを望遠側にする,調整時に被写体と適当な距離を取る(近すぎると調整に失敗することもあります)
ホワイトバランスオートで撮ると,Lumixの場合,思いっきり色被りすると思います。発光した時に,ホワイトバランスとisoをオートにすると,思いっきり転びますので,論外。
撮影エリア
A 白壁白ソファ


改装前と同じようにK4800位で調整すれば問題ありませんが,壁の白さが気になる場合,レンズキャップで調整すると画像処理時にホワイトバランスを気にする必要がなくなります。ここが一番撮りやすい撮影エリアです。
B 黄壁黄ソファ

camerarawの値 K3800 色被り補正+34
実際に撮る場合,カメラの設定はK4200位でしょうか? レンズキャップとかホワイトバランスカードが有効でしょう。

Cの紫壁紫ソファーと同じ設定で撮ったら思い通りの結果となりました。K4800で調整。
camerarawの値はホワイトバランスK4850 色被り補正+13でした。
C 紫壁紫ソファ

ホワイトバランスはレンズキャップまかせ。ホワイトバランスカードよりも距離を取る必要があります。
K4550 色被り補正-4 (カメラの設定はK4600~4700位でしょうか)
以下,追記。
レンズキャップで何度か調整してみたのがこの結果です。

カメラのファインダーで見るとではちょっと違うじゃないのと思ってしまいます。nanaoのモニターではそれほど違和感を感じません。
違和感を感じたので調整してみました。

改めてK4800に設定し,紫を避けるように微調整し調整して撮ってみました。

レンズキャップで調整するより,マニュアルでホワイトバランスを調整する方が,自分の意図に近い結果になるように感じました。
LumixのK4800の設定は,camararawでは色温度4800,色被り補正+15と解釈されます。
K4800を基本に調整。

K4800を基本に調整。


D オレンジ壁オレンジソファ

計測値が時間帯によってK3700~K3900位 K4100~K3700位でオレンジを避けるような微調整を加えるとこんな感じになります。ホワイトバランスが狂わない程度の微発光で最終調整します。
K3950 色被り補正+14
K4100 iso400 F3.5 SS1/100

時間帯にもよるけどK3900で調整するとお肌が青みがかったり緑が被りやすくなるので,K4100で調整するのが無難でしょう。
K4100 iso400 F3.5 SS1/100

ほたるちゃんを撮ってみました。いつもこれくらいに撮れればいいのだけど。
E ピンク壁ピンクソファ

K4000 色被り補正+2

ホワイトバランスマニュアル。待機中に遠くから肌色を基準にホワイトバランスを調整。
K3950 色被り補正+5,足の方に色被りが見られるのは光量の関係でしょう。

距離を取ってレンズキャップで調整するとK3950 色被り補正+14。マニュアル補正がやや甘かったと言うことでしょう。

ホワイトバランス調整用のレンズキャップで調整。

K4300

マニュアルホワイトバランスでK3900に設定。距離の取り方で結果が違ってきます。

K3900

F 青壁青花柄ソファ
ここは,レンズキャップを使うと肌から色被りは取れますが,コントラストと彩度が強くなりすぎるように感じます。
彩度とコントラストを中心とした補正が必要でしょう。

K5150 色被り補正+30

K5100 色被り補正+34
ホワイトバランス調整用のレンズキャップで調整し,行列が長い分,肌色を青壁が反映した見た目ではなく本来の色味に近づけるように微調整を加えてみました。
K5050 色被り補正+47

この日はレンズキャップのみの調整で微調整なしに決めることができました。


G 緑壁緑イス→グレー壁
K4450 色被り補正+25

レンズキャップ調光に失敗したので,K5400~5500の高い値に設定し,さらに微調整してみました。
camerarawの値はK4900 色被り補正+18を示しました。
以下追記
K4900を基本に調整。

K5500で調整してみました。拡大して見なければ肌への緑被りがそれほど気になりません。

ある日,フレッシュに行ったら緑壁が改装されていました。Fのブルーと同じかと思いましたが,よく見ると微妙に違います。フレッシュのホームページを見るとグレーと表記されました。だからといって壁に向かって直接調光できるグレー17パーセントではありません。
数値でホワイトバランスを調整するのが手間となったのでExpoDiscで調整してみました。

念のため,床からR128・G128・B128に近い箇所をスポイトツールで拾ってホワイトバランスを調整してもほとんど動きませんでした。
cameraraw(またはLightroomClassic)の判定はこんな感じです。

adobe製品はカメラの設定を再現するのでなく独自の解釈で色被り補正が入るので,この数値をもとにカメラ上でK値で設定するのは難しいでしょうがある程度の目安になるかもしれません。時間帯によってこれらの数値は微妙に変わってきます。作例の画像からK値を取りだして設定するのならLumixよりもcanonなどの方が向いているでしょう。フレッシュの魔改造のおかげでLumixの弱点(K値指定raw以外,どの数値のK値で撮られているのかを知ることができない)が思い知らされます。ExpoDiscで調整した画像はちょっとおかしな色味になることがありますが,色被り補正や色温度を微調整するだけで,思い通りの色味に近づけることができます。また必要に応じて,再調整が必要な場合が多いと思います。世の中に完全なものはないということとこの価格を考えるとお勧めしてよいのかどうか迷うところです。(amazonで売られている中華製のレンズキャップ等よりは対応場面が広がると思います)

このショットのWB(撮影時のカメラの設定ではないことに注意)

この撮影ブースに関してはExpoDiscは有効に感じましたが,オレンジとピンクは計測する位置を含め,工夫が必要でしょう。





