アメリカのＩＮＴＲＡＤＡ社から２０００枚限定で発売された、１９６８年の映画のサントラ盤。初音盤化。
連絡を受けるや世界各地に飛んで消火にあたる、油田火災専門のサンダーバードみたいな会社組織の活躍を描いたアクション・スペクタクル。リーダーがジョン・ウェイン。あまりに危険な仕事に愛想を尽かして離婚した妻に育てられた彼の娘が、この映画の前年の『卒業』でブレイクしたキャサリン・ロス。会社との契約で仕方なくこの映画に出演したものの、当時泥沼化していたベトナム戦争をめぐって、肯定派のウェインと撮影中はちょっと険悪なムードだったとか。
で、この娘が、ウェインの片腕となる若者と恋に落ちて…という展開、どこかで見たような…と思ったら、『アルマゲドン』ですな。どちらの主人公の商売も油田絡みだし。
この映画を製作したユニヴァーサル社の昔の映画の音楽ってほとんどＣＤになっていないから、音源はすべてジャンクしてあると勝手に思い込んでいたので、このリリースは個人的には長年待ち望んでいたものです。
作曲は『エデンの東』のレナード・ローゼンマン。意外な人選ではありますが、テレビの『コンバット』もこの人で、むしろそっちの作風に近いかも。ちょっと暑苦しめのテーマ曲、油田並みに燃えます！
- (CD)ヘルファイター／Leonard Rosenman
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（つづく）