個人的日記雑感です。
近所の図書館に芝村裕吏氏の新刊である
『関数電卓がすごい』が入荷していたので借りてきて目を通している私です。
ゲームデザイナーであり作家である芝村氏が、なんで関数電卓に関する新書を?
と言った疑問には、本のはじめに書かれています。
「数学力」と「計算力」の違いを知っていますか? 芝村裕吏『関数電卓がすごい』より「はじめに」全文公開|Hayakawa Books & Magazines(β)
かの本、内容は良いと思いますが、文章に独特の個性があり、
人によって取っ付きやすさに違いが出るかと思います。
私自身は氏の著作に関して『マージナルオペレーション』など
数作を読んだだけですが、一人称の小説でも、
主人公が自分の感情を他人事のように語る様子とか
ストイックかつドライで、小説に感情移入したい方には
受け入れづらい面があるかもしれないと思ったことがあります。
あとは読者の価値観とかですね。
その件に関しては本の中で芝村氏は何度も言及されています。
個人的に楽しく?読めたのは第2章と第3章です。
かの本のターゲットとなる読者層からは若干外れている章ですが、
個人的には、この手の解説を読んだ中では
抜群にわかりやすく思いました。
ちなみに自分の関数電卓は手元に古い?fx-290があるので
壊れない限り足りているのですが
入浴しながら使える防水電卓が欲しい今日この頃の私です。
カシオやナカバヤシで防水防塵電卓は出ていますが
いずれも防水性能は日常生活防水レベルなので
うっかりバスタブに落としたら不安で、
なかなか購入まで至らないのでした。