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共明塾 × キッズアース播磨町校

1970年から兵庫県加古郡・加古川地域て信頼と実績を積み重ねてきた共明塾。
2007年からは東大卒講師を迎え、2017年からはキッズアースと提携し、小学生向けの科学実験教室を始めました。
共明塾はこれからも学ぶ楽しさを発信していきます。

加古川総合文化センターさんにて、2月22日から開催されている

あべ弘士 絵本原画展~動物から学ぶ物語~ 」に行ってきました。

 

あべ弘士さんは...という説明より、絵本を見て頂いた方が早いでしょう。

 

 

 

今回開催されているのは、この三作品の原画展です。

 

絵本作家、挿絵画家としても有名ですが、

元は、旭山動物園にお務めで、復活プロジェクトに深く携わられていたことも有名ですね。

 

 

 

絵本プラネタリウムトークショーも予定されています。

 

さて、なのですが。

「あらしのよるに」の小屋がダンボールで作られていて、それは楽しんでいましたが…。

 

絵本の原画展等に行く度に、子どもたちが見るための台は必要だと感じます。

 

特に今回の場合、会場がぐるっと一回りできる大きさだからこそ、塗り絵のコーナーを設けたり、

大きな絵本を用意したりというのがあっても良かったのではないでしょうか。

 

あるいは、絵の下にキャプションとして絵本の言葉を貼ってあげても良いと思います。

 

原画を見れるのは貴重な機会である、というのは、大人にとってであって、

子どもと一緒に観に行って、子どもたちがつまらなく感じてしまうのは、

それが本来は貴重な機会であるだけに、とても惜しいことだと思うのです。

 

子ども目線に立つことで、その「機会損失」を防ぐ工夫をして欲しい、と切に願います。

 

 

 

2月21日は「夏目漱石の日」です。

しかし、夏目漱石の誕生日は、1867年2月9日。

亡くなられたのは、1916年12月9日(漱石忌)。

 

では、なぜ2月21日が「漱石の日」なのか。

 

1911年2月21日、文部省からの文学博士号授与の連絡を受けた夏目漱石は、この申し出を辞退します。

この文章が、『坊ちゃん』の主人公を彷彿とさせるほど痛快。

 

小生は今日までただの夏目なにがしとして、世を渡って参りました。 

これから先もやはりただの夏目なにがしで暮らしたい希望を持っております。 

したがって、私は博士の学位を頂きたくないのであります。

(原文はこちら→国立国会図書館デジタルコレクション

 

 

あえて子供向けのものを紹介しましたが、大人向けのものは、文体も含めて、まさに「声に出して読みたい日本語」で書かれています。

 

さて、2007年、江戸東京博物館で『夏目漱石展』が行われました。

この中で圧巻だったのは、イギリス時代の蔵書とメモ。

古今東西あらゆるジャンルの本を読み、ものすごく小さな字でメモにまとめているのです。

イギリス時代の蔵書だけでも、ものすごいコレクション量であり、それにしっかり目が通されているというのがまたすごい。

 

日本語の表現が模索されていた時代に、平易な言葉で「小説」を書いてみせ、メディアミックス展開が行われるほどのファンを獲得し(百貨店で小説のグッズが売られ、飛ぶように売れたのだそうです)、日本に「小説家」という職業を作った夏目漱石

 

その文才の裏には、落語にも詳しく、俳句を詠み、漢詩もものにし、英米文学にも通じ、という膨大な知識量があったのです。

 

なお、東京大学にある三四郎池は、夏目漱石の『三四郎』にちなんだ通称。

この池は、前田藩時代、「心の字池」と呼ばれていました。

 

 

 

 

東京大学に夏目漱石の脳が保存されている、という話や、

小泉八雲ラフカディオ・ハーン )や藤村操(「「巌頭之感」」)との関係、

正岡子規との友情、明石で夏目漱石が講演をした話(中崎公会堂)、内田百閒とのエピソード、

森?外が住んでいた家に、後に夏目漱石が住んでいたという話(明治村)などなど、

夏目漱石に関して書きたいことは山ほどあるのですが、それぞれ長くなりますのでこのへんで。

 

なにより、今でも違和感なく読める、読んで面白く、考えさせられるというのは素晴らしいことです。

これを機に、読んでない漱石作品を手に取ってみてはいかがでしょうか。

 

 

 

夏目漱石の作品読んだことある?

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理科実験教室ベーシッククラスの授業は「光の世界と「まんげきょう」」。
前々回の「光のすすみかた」では、光がまっすぐすすむことを学び、
前回の「光をまげる!?」では、光の「反射(はんしゃ)」について学びました。
 
かがみは、光を「反射」することで、モノをうつしています。
「反射」した光を、さらに「反射」させると...こんなことができます。
 
  
 
このせいしつをりようしたおもちゃが、「まんげきょう」なのです。
三角にくんだ「かがみ」の下にいろいろなものをおいて、上からのぞいてみましょう。
 
 
小さな「かがみ」を三角にくみ、ビーズをいれた「しけんかん」をセットします。
 
 
これで「まんげきょう」のかんせいです!
さっそくのぞいてみましょう!
 
 
「しけんかん」を回してみてもおもしろいですよ。
 
 

 

2月23日、シェリー音楽教室さんにて、「音のカタチ」の実験を行います!

 

レコードを聴いて、顕微鏡で観察したり、工作したり。

音が空気の振動だ、ということを、目に見える形にしたいと思っています。

 

お問合せはシェリー音楽教室さんまで。

好評であれば、3月の開催も考えたいと思っています。


ただの空気の振動が、人の心に響く、というのは、とても不思議なことです。

 

先日紹介した『サピエンス日本上陸』の中で海部先生が、「ホモ・サピエンスは無駄なことを一生懸命する」ということを書かれていました。

 

「音」を単なるコミュニケーションの手段としてだけでなく、それ以上のツールとして使い、そのことに一生懸命になれるというのは、その意味でとても人間らしい行為なのだと思います。

 

 

理科実験教室について詳しくはこちら↓

 

小学生のための理科実験教室!

中高生のための難関校対応塾!

 

 

理科実験教室スタンダードクラスの授業は「電気回路とスイッチ」。

前回の「電気回路」で使った、電池、コード、豆電球に「スイッチ」を加え、つなげていきます。

 

 

こんな単純な仕組みですが、これで電気を流したり、止めたりが出来るのです。

これを回路に組み込みます。

 

 

スイッチを使って、つけたり消したりしてみましょう。

 

ところで、階段で1階と2階のどちらからでも、つけたり消したり出来るスイッチがあるのを見たことありませんか?

これ、実は、スイッチを工夫するだけで、簡単に出来るのです。

 

工夫したスイッチがこちら。

 

さて、このスイッチを使って「どちらのスイッチからでもつけたり消したりできる」仕組みを考えてみてください。

 

簡単な仕組みですが、最初に考え付いた人の頭の良さに感服します。

 

 

さて、次回は、「イライラ棒づくり」です。