The food that built America ザ•フード〜アメリカ巨大食品メーカーのエピソード1より。
これは、ドラマではなくドキュメンタリー番組です。アメリカ経済を支える、代表的な巨大食品会社の歴史を、再現ドラマやナレーションで紹介しています。
今回ご紹介するのは、シリアルのケロッグ社です。
過去2回の投稿で、ケロッグ社の創業者の兄 ジョン•ケロッグについてご紹介しました。医師である彼は、グラノーラを考案し、患者さんに食べさせ、評判となりました。
しかし、ビジネスとしてグラノーラを販売する事は、医師の道徳観に反すると、商品化を薦める弟のウィルに頑なに反対していました。
ナレーションです。
目の前にあるドル箱に、ウィルはまだ手を出せずにいた。
この、目の前にあるドル箱を英語ではこのように表現しています。
Wil knows that they are
sitting on a cash cow.
直訳すると、「ウィルは自分たちが cash cow の上に座っていることを知っている。」となります。
cash cow とは、
お金を産む牛 → ドル箱、金のなる木、儲かるビジネスとなります。
英英辞典の定義によると、「常に安定した利益をもたらし、社内の他の事業分野にお金を提供できる」です。
どうして牛なのか?cow は、乳牛です。乳牛は、特に難しい世話を必要とせず、生涯ミルクを出してくれるから、ということのようです。
結局は、弟のウィルが兄をなんとか説得して、グラノーラの販売を始め、アメリカの朝食シーンををすっかり変えてしまったケロッグ社を創業することになります