東京は薄日が差し、やや暖かい穏やかな日曜日です
週末、翻訳案件が入っていたため、久々に実家に帰らず、こちらで掃除や洗濯をして過ごしています。(たまに休憩モード)
本日午前中、ついに、民主党のジョー・バイデン氏がペンシルバニア州の選挙人20名を獲得し、270人を超えたのでアメリカ大統領選に勝利した、と伝えられました。
CNN HPより
バイデン氏が勝利宣言を行い、各メディアが一斉に報道しました。
その内容は、アメリカで進んでしまった分断を終わりにして統合していこう、コロナウィルスに対して徹底的に対策をして感染拡大を防ぐ、アメリカを世界中から尊敬される国にしよう、といった至極まっとうなものでした。
民主党政権は、これでトランプ氏の前任オバマさん以来の政権奪回となりました。
バイデン氏が若いころ、議員に当選してすぐ、奥さんとお嬢さんを交通事故で亡くされた話は泣けました(別の記事に出ていた)。普通なら立ち直れない所でしょう。彼も議員を続けられないと思ったのですが、同僚に励まされて何とか続けてこられたそうです。
苦労人なんですね。
でも、その一方であんなにいい人そうなのに以前から「セクハラ疑惑」があり、本人は否定しているものの「配慮が必要だった」と言っているところを見ると、手癖が悪い人なのかと思います。
フランスのミッテラン大統領に愛人と隠し子がいた時は、プライベートなことで大統領の任務とは関係ない、とフランス人はわりと寛容だったので驚きましたが。
アメリカでは同じ民主党のクリントンさんが大変なことになったので、これ以上問題を起こさないよう、女性に対しては敬意を払って行動してもらいたいものです。
また、これだけの結果が数字で出たので、敗者が潔く敗北宣言をすれば大統領選挙は終わるのですが、トランプ氏は前回も書いた通り、いろいろな不正疑惑があるので何としてもここは粘りたいところでしょう。
選挙の不正を訴えてあちこちで訴訟をするということなので、往生際悪く、ごねるのでしょうね。
過去に再選されなかった大統領は3人しかいなかったそうです。
フォード、カーター、パパブッシュ。(詳しくはこちらを↓)
トランプ氏、再選を逃した4人目になってしまいましたが、平和的に潔く政権を移譲してくれるといいのですが。
バイデン氏の演説で "Time to heal"(癒しの時だ)という言葉が印象的でした。
BBC News HPより