こんにちは、中山ですニコニコイチョウ
週末に小児はり、いわゆるお子さんへの

鍼治療の勉強会へ行ってきましたランニング

それに関連して今回はお子さんの「かんしゃく」と

その治療についてお話ししたいと思いますキラキラ



大人への鍼治療は、

「毫鍼(ゴウシン)」という鍼の種類を用いるのが一般的です。
髪の毛ほどの細い鍼を皮膚から刺入し

皮膚や皮下組織、筋肉へと刺激をして

様々な症状の改善を図ります。

 

美容の鍼なんかでよくテレビや雑誌で紹介されている鍼は

この「毫鍼」ですニヤリキラキラ



小児はりは大人の治療とは異なり

「毫鍼」のように体内に刺入する鍼は使いませんびっくりハッ
治療に用いる鍼の種類はたくさんありますが
こどもの治療に用いる鍼は、すべて皮膚表面を刺激するものです。
さすったり、転がしたりして刺激を行いますので

子供が受けても全く痛くないものなんですOK


小児はりの適応疾患の筆頭は「かんしゃく」です。
疳が強かったり、キーキーと奇声をあげたり

叩いたり、ものをなげたり・・・タラー


幼稚園や保育園のお友達を傷つけてしまったり
兄弟喧嘩が絶えなかったり
親御さんの言うことを全く聞かなかったり
自分の思い通りにならないとぐずったり、と

手か付けられない状況になるとても大変ですアセアセ

 



これらの状況は、こどもの成長過程で知恵が付いてくる年代で

おこりやすくなります猿
早いと1歳に満たない頃から、

小学校に入っているお子さんでもひどい症状の子もいます。

 

かんしゃく」になってしまうのは
成長過程で起こる神経の高ぶりが主な原因です。

お子さん自体が、どのように自分を制御していいのかわからない

気持ちのコントロールが出来ない状況なんですもやもや



大人でも体調わるいと機嫌が悪くなったり
いつもならうまくできることが、できなくなったり
気持ちにゆとりが持てることでも

イライラしてしまったりしますよね?



お子さんの「かんしゃく」はそんな体の不調からきている症状です。
とくに肩や首筋の皮膚の緊張が強くなります。
眉間にしわが寄り、青筋が見えて

いかにも「しんどいです」と言わんばかりです。

そういうお子さんは、睡眠の状態が悪いことも多く
例えば夜中に夜泣きがひどいこともあるでしょうえーん
なかなか寝付いてくれないとか、夜中に何度も目を覚ましたり
朝もすっきり起きてくれなかったり

だから余計身体がしんどくなって、「かんしゃく」は強くなります。
目の下にクマを作って、「寝不足」の状況です。

食生活も好き嫌いも多く、偏食気味です。
そうすれば便通も悪くなり、

出す時にいきまないと出せなかったり
痛いと言ったり、出血したり
下剤でないと出なかったりします。




そのような状況で効果があるのが小児はりです!

 

 


身体の反応は皮膚の状態に反映されます。
特に「かんしゃく」の強いお子さんは

肩や肩甲骨の内側、後ろの首筋、頭の後ろあたりに

反応が出やすいのです。
そこに小児はりで軽く刺激を与えてあげると

症状が除々に緩和していきます。
目安は8~10回です。
 

親御さんは、自分の子育ての仕方が悪いのだと

自分を責めてしまいがちです。

どうしようもない状況につ、ついカッとなって起こってしまったり

場合によっては手を上げてしまったり・・・。

 

親御さんは、後々になって

ついきつく怒ってしまったとか、叩いてしまったと

すごく後悔する方が多いですショボーンガーン

 

しかし、お子さんの「かんしゃく」が収まってくると

気持ちにゆとりが出てきて、そのようなことも少なくなります。

お子さんにも、もっと愛情をもって育てることができますよ照れラブラブ

 



当院では、お子さま同伴の方の来院時間を設けています。
詳しくはお電話でお尋ねください。