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田中裕二の他のビデオを観ていて気になったことがある。スネア・ドラム上の黒いシートだ。

 

ふむふむ、1986年の神宮球場と、1987年の日本武道館での映像にしっかり映り込んでいる。

 

神宮球場(1986年)

 

日本武道館(1987年)

 

これはいったい何なのだろう。その昔、REMO社から「CSドット」のドット部分だけが売られていたような気がするので、もしかすると田中氏は、それを貼り付けていたのかもしれない。

 

しかし、さっき調べてみたら、現在は、そのような商品は存在しないようである。

 

田中裕二のあの「ドスッ」っていう独特のローピッチ・スネア・サウンドの秘密は、これにあるのではないか。

 

そう思ったら、居ても立っても居られない。

 

このでっかいCSドット(みたいなもの)を自作してみることにした。

 

 

これが、自作品のCSドットをスネアの表面に貼って、ガムテで止めたところ。

 

 

素材は100円均一のカッティング・シート。PVC製だから、ハードヒットしても破れないと思う(たぶん)。裏面に糊もついているので、貼付も簡単だ。

 

もともとは真四角のシートが入っていた。それを、大皿(電子レンジ皿)を使って型を取って、ハサミで円形にくり抜いた。

 

 

コーテッドの上に貼るとすぐに剥がれてしまいそうだった。だから、ガムテで止めた。今度、ピンストライプを買ってきて、その上に貼ったら良さそうだ。

 

 

音の方は…なんか近づいたような変わらないような…。ドット・シートの厚みが薄すぎるのかもしれない。しかし、厚すぎても響きが抑えられすぎて上手くいかないかもしれない。

 

何事も研究。

 

明日から連休なので、またいろいろチューニングしてみようと思う。