今年の大河ドラマ 「平清盛」が始まりましたね。これに連動した展覧会が江戸東京博物館で開催中です。さっそく行って見ました。
大河ドラマの放映が開始された翌日ということもあってか、会場は混雑していました。最初の部屋はいつになっても前に進まず、牛歩のように観ることになりました。おかげでじっくりと観ることが出来ました。
 
展示の構成は次の通りです。
第1章 平氏隆盛の足跡
第2章 清盛をめぐる人々
第3章 平氏の守り神-厳島神社
第4章 平氏の時代と新たな文化
第5章 平家物語の世界
 
最大の見所は、第3章 平氏の守り神-厳島神社 に展示されている国宝の『平家納経』です。清盛が厳島神社に奉納した経典ですが、とても煌びやかな装飾をしたもので、とにかく美しいことに感嘆します。
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観普賢経
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清盛自筆の願文
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平家の栄枯盛衰の歴史を概観できる展示内容で、大河ドラマを観る上での勉強になりました。
 
ところで源平は大河ドラマの中でも成功するテーマだそうですが、今回は源氏でなく平氏が主人公ということで、どこまで盛り上がるか注目です。清盛は、成り上がり者の暴君という評価が主流で、源氏の方が武士らしいという見方が多いように思います。更に自分のように関東の人間は、間違いなく源氏びいきです。清盛が武士の世の礎を築いた、革新的で開明的な政治家だったというプラス面にスポットライトを当てる狙いは成功するでしょうか。