暦物語

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暦物語 (講談社BOX) 暦物語 (講談社BOX)
980円
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<内容>
ただそれでも、できることは全部やりたくなるじゃない”美しき吸血鬼と出逢った春夜から、怪異に曳かれつづけた阿良々木暦。立ち止まれぬまま十二ヶ月はめぐり“物語”は、ついに運命の朝を迎える。
(*Amazonの商品詳細より)

四月 こよみストーン

<内容>
メインヒロインは委員長ちゃんこと羽川さん(≧∇≦)
羽川さんから不思議な案件を持ち掛けられる阿良々木くん。
彼女は忍野めめへのお礼にならないかと校内の怪異疑惑のあるものを探していたらしい。
見つけたのは花壇にある祠で、中にはそれらしい石がまつられ、お菓子の類も備えられていた。
羽川さんが以前、学校の下見に来た時にはなかったという。
阿良々木君は早速忍野めめに相談へ行くが……。

<ひとこと感想>
阿良々木君の青春×怪異をつづった"物語シリーズ"における、高校3年生の一年間をふりかえる『暦物語』
第一話は『傷物語』の後にあたる四月のお話し。

私なんかは「え、朽ちた百葉箱に石つっこんでんじゃねぇの」と思ったのですが(笑)
最近の学校には百葉箱はないとこがあるらしいですね。
オチがクスっと笑える上に、忍野めめの態度を二度読みして確認したくなる短編でした。

五月  こよみフラワー

<内容>
メインヒロインは戦場ヶ原さん(≧∇≦)
戦場ヶ原さんが校内の怪異憚といえば、各校舎の屋上に花束が供えてあるという情報をくれる。
阿良々木君は早速フェンスを乗り越え、立ち入り禁止の屋上へ確認に行く。

<ひとこと感想>
戦場ヶ原さんの毒舌がぴちぴち活き活きと健在してます!懐かしい毒舌っぷり!(笑)
先月の花壇の石も、今回の花束も人為的だったけれど
人が怪異を作り出す経緯を知れた気がします。

六月  こよみサンド

<内容>
メインヒロインは八九寺眞宵ちゃん(≧∇≦)
暦物語は「△△(メインヒロインの名前)は道についてどう思っているのだろう」といった導入で
話が始まります。
ある意味、道のプロである迷子の怪異・八九寺ちゃんから、夜の公園の砂場で起こる怪異情報を教えてもらい
阿良々木君は早速確認に行く。
<ひとこと感想>
今回のオチは怪異ではなく、しかし人為的でもないことが原因。
羽川さんのお叱りの「めっ」がきける回。

七月  こよみウォーター

<内容>
メインヒロインは神原駿河たん(≧∇≦)
ここまでが『化物語』のスピンオフ。
駿河たんの汚部屋を掃除にきた阿良々木くんは、そのままお風呂と晩御飯もいただくことになってしまう。
そして、お風呂につかわれている井戸水には不思議な力があると聞かされる。

<ひとこと感想>
どうして部屋が散らかってて、穴倉に入り込むように寝ているのかは『花物語』を読むと理由がわかって
ちょっと切なくなるぅ(´;ω;`)ウッ…
駿河たんのご両親のなれそめもちょっぴりあかされます。
てか、壁ドンの意味を知らない阿良々木君に笑ってしまいましたわい。

八月  こよみウィンド

<内容>
『偽物語』の後日談だけどメインヒロインは撫子ちゃん(≧∇≦)
撫子ちゃんを自分の部屋に招いた阿良々木君は、噂もといトレンドを流し流行らせる手段について
話し合ってみる。

<ひとこと感想>
なんで「ウィンド」なのん?と思っていたら、風の噂の"風"でしたん。
撫子ちゃんがまだオドオドしてる頃のお話なので、懐かしい。
オチには貝木泥舟本人からの回答がもらえるという奇跡(笑)
九月  こよみツリー


<内容>
メインヒロインは阿良々木君の妹のかれんちゃん(漢字変換できねぇや)
かれんちゃんが通う道場の裏庭に突然として木が生え
みんなはそれを排除しようとしていることを阿良々木君に相談してくる。
はたして二人は木を守れるのか?

<ひとこと感想>
かれんちゃんとのやりとりがめちゃ面白くてオナカ痛かったですwww
これぞ西尾維新の言葉遊び!て感じでしたん。

十月  こよみティー

<内容>
メインヒロインは阿良々木君のもう一人の妹の月火(つきひ)ちゃん(≧∇≦)
月火ちゃんが所属する茶道部にて、部員が一人増えるという怪奇現象が起こる。
月火ちゃんは理路整然と否定するのだけど、皆は賛同してくれない不合理な結果に。
相談をうけた阿良々木くんは羽川さんにアドバイスを求める。

<ひとこと感想>
なにかとすぐ羽川さんに頼っておりますよね、阿良々木君(笑)
しょっちゅう電話しとるよね!?
それはさておき、オチが軽く「読む人で答えがかわる」パターン。
月火ちゃんのあざとさをかいまみました。
十一月  こよみマウンテン
動画なし

<内容>
メインヒロインは扇ちゃん(≧∇≦)
北白蛇神社へ連れていかれる阿良々木君。
『囮物語』につながる前日談、

<ひとこと感想>
扇ちゃんが神社の"空っぽさ"を問題視する回。
撫子ちゃんへのちょっかいを考えると、この日のひょうひょうとした態度が恐ろしい(震)

十二月  こよみトーラス

<内容>
メインヒロインは忍ちゃん(≧∇≦)
受験勉強の差し入れにもらった戦場ヶ原さんお手製のドーナッツをめぐって
ある賭けをすることに。

<ひとこと感想>
忍ちゃんの具体的な年齢があかされる!(笑)
そしてやっぱり最後は羽川さんに電話してる(笑)
素敵なオチだったけど……マジであのトリックは実現できるんですかね?

一月  こよみシード

<内容>
メインヒロインは斧乃木 余接(よつぎ)ちゃん(≧∇≦)
センター試験からの帰り道、余接ちゃんから探し物を手伝うように要求される。
それはどんなものかよくわからない、でも見ればすぐわかるものらしいけれど……。

<ひとこと感想>
『恋物語』あたりのスピンオフ。
気付かないところで支えてもらっているというお話し。
阿良々木君はみるからに指一本で支えてもらっていたけれど(笑)
二月  こよみナッシング
動画なし

<内容>
メインヒロインは影縫余鶴さん(≧∇≦)
格闘技を鍛えてもらおうと余鶴の元へいったもののボコボコにされただけ。
けれど余鶴に一発いれることができれば余接との関係を教えてくれる運びになって。

<ひとこと感想>
『憑物語』と『終物語』の間のスピンオフ。
余鶴さん強いっす!(笑)
今回は羽川さんからでなく、かれんちゃんに相談する阿良々木君。
かれんちゃんからの回答に驚く阿良々木くんでありましたが
私も驚いた!(笑)
かれんちゃんって行動原理こそ心技体の三文字だけど、忖度の概念はある常識的な人なんだよね。
かえって月火ちゃんの方が常識人そうで案外とトリッキーな気がします。
三月  こよみデッド
動画なし

<内容>
メインヒロインは臥煙 伊豆湖さん(≧∇≦)
『終物語』の当日談。
本物のあの刀で斬り殺される場面前後のお話し。

<ひとこと感想>
第一話のこよみストーンから一年弱が経ちましたん!
阿良々木君の春休みって忙しいですね(笑)

<暦物語全体の感想>
短編集でヒロイン全員大集合だから、一見して物語シリーズを知らない人でも読みやすそうではあるのですが
本編を追いかけてないとところどころ疑問が残るかなぁとも思います。
何をごちゃごちゃ話し合いしてるんだ?×十二回だから(;´∀`)
本編を知っててこその「おさらい」になるかも?
会話のやりとり自体は面白可笑しい回もあるので
西尾維新の読感にふれてみたい人にはちょうどいい短さかもしれません。
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