写真を続けていると

引っ込んでいたはずの物欲が

じわじわ息を吹き返してくる

新しいカメラが欲しくなってくる

手に入れたそれを持つと

どんなものにもレンズを向けたくなる

言いかえれば道楽に身が入る

名を残すような写真家だって

きっとそうであったに違いない

名を成すまでは

そうであったに違いない

 

道楽が続く裏側には

連綿と続く物欲があるw

 

その物欲に背中を突っつかれ

一台の古いデジ一を買った

外観は極上・・しかし機関は死んでいた

私が返送して翌日

もう再販売されていた

エラーの出るジャンクとして・・

価格は無料同然だった

・・・

それが今日見てみると

正常な製品として元の価格に戻っていた

直ったのだろうか・・

シャッターを切り続けてでもいる内に

接触不良が消えたのかもしれない

今物欲は治まっている

あれを欲しいとは思わない

 

↑の写真は

Leicaの怪しいC型

シャッター幕が切れていて

直さずにおいてある

好きな者には飛っきりの

風景の一部だ