実家から大量に送られてきたサツマイモを、ひたすら蒸しながら、撮り溜めしたドラマを見る。

細い芋で大体三十分から一時間、両手でも包めない代物は倍の時間をかけて蒸す。

いちいち鍋を洗うのが面倒だから、鍋を蒸し器にするやつに水を継ぎ足しながら。

こうして一人流れ作業をして、最後の芋をセット。

ドラマに夢中になっていたら、鍋の底が焦がしていた。

これが最初、という訳じゃない。
そういえば、前回もサツマイモを蒸して鍋を焦がしていた事を思い出す。

しかし、どうして鍋が焦げるのだ。
サツマイモの糖か、と思いながら鍋底を擦っていた。

最近のサツマイモって、甘さがとてもあって美味しい。

冷凍すれば、アイスクリームよりも美味しい上、食物繊維も取れるデザートにもなる。

サツマイモを蒸気で蒸す際は、鍋底に糖が貯まるので水を切らすと鍋底には取れにくいコゲがつく。

糖は焦げるから、水を切らすと焦げる。
逆に塩は焦げる事なく、結晶になる。

ちょっと理科の実験を思い出しながら、鍋底のコゲを落とす。

今後から気をつけて、もうシーズン終わりかけているけどね。

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ごめん、私も買い方知らない(爆)