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生きようとする意志。


原作は和月伸宏の同名人気コミック。
主演は「BECK」の佐藤健。
宿敵・志々雄真実に藤原竜也。
監督に「龍馬伝」、「ハゲタカ」の
大友啓史。


<あらすじ>
動乱の幕末で「最強」の伝説を残した男、緋村剣心。かつては“人斬り抜刀斎”と恐れられたが、新時代を迎えて、神谷薫ら大切な仲間たちと穏やかな日々を送っていた。そんな時、剣心は新政府から、剣心の後継者として“影の人斬り役”を務めた志々雄真実を討つよう頼まれる。新政府に裏切られ焼き殺されたはずが、奇跡的に甦った志々雄は、京都で戦闘集団を作り上げ、日本征服を狙っていた。剣心は必死で止める薫に「今までありがとう」と別れを告げ、京都へ向かう。かつては剣の腕も頭脳も剣心と互角だったが、今や誰もが恐れる魂の凶悪さを持つ最狂の敵、志々雄とついに宿命の対面を果たす剣心。だが、志々雄は部下の瀬田宗次郎に相手を命じ、宗次郎の最速の技で、なんと剣心の逆刃刀が真っ二つに!さらに剣心は、志々雄一派以外にも敵がいると知る。剣心に勝って己こそが最強だと証明しようとしている元御庭番衆の四乃森蒼紫だ。逆刃刀を失くした剣心は、不殺〈ころさず〉の誓いを破らずに、何人もの敵を倒すことができるのか?最大の危機に立つ剣心のもとへ、薫と仲間たちが駆け付ける。だが、志々雄の企てた京都大火の炎の影に、もっと恐るべき陰謀が隠されていた。


前編の「京都大火編」は、
志々雄真実の陰謀が露わになり
福山雅治登場でエンドロールという
「そりゃ、セコいよ~」、
「早く次!次!」な終わり方で、
本作を待ち望んだ方も多いはず。
私もその一人。公開2日目に鑑賞した。


前編よりも「溜め」は短く、
冒頭から福山雅治演じる剣心の
師匠である比古清十郎との
奥義習得、強さとは何なのか
に始まり、四乃森蒼紫との闘い、
東京集結、最終決戦と観終わって
みればあっという間の135分だった。
2部作を締めくくるには十分な
内容と大満足な出来ではなかろうか。


個人的には神木隆之介君演じる
瀬田宗次郎とのバトルをもう少し
観たかった。
初めて敗北し感情のコントロールが
効かなくなった宗次郎を見事演じた
神木隆之介君にMVPを。
「京都大火編」でも書いた
藤原竜也の声だけ聞いてたら
カイジに聞こえるはもうご愛嬌と 
いう事でこれ以上のツッコミはなしで。


興行収入も2日で9億円、
3日で13億円とまさに今年を
代表する邦画となった
るろうに剣心2部作。
原作ファンならずとも劇場で
鑑賞する事をお勧めしたい。


★★★☆