映画ファッションのMoviegoer

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映画ファッションで日常をhappyに
produced by "映画ファッションコーディネーター" sawori

ムビゴのおうちで映画


「ハングリー・ハーツ」




アダム・ドライバーだからって、気軽な気持ちで見ただけなのに、、、

 

レストランのトイレに閉じ込められて出会った2人。

運命的な(?)出会いからの妊娠&結婚、と普通な流れなのですが、奥さんが妊娠中から神経過敏になって産後鬱のような症状に。

なんとか理解しようとする夫だが、事態は最悪の展開になってゆく、、、

と、いう。


怖いのは、よくあるサスペンスみたいに、奥さんがキーーーっ!ってなって、刃物振り回したり、追いかけて襲ってきたりする描写はなく、ただただ静かに語り、ただただ静かに動くのですが、表情がドアップで映りその表情がほんとに怖いんです。映像もハンドカメラ風だったり魚眼風だったり。



またアダム・ドライバーとアルバ・ロルヴァケルの演技が見事!お母さん役のロバータ・マクスウェルも素晴らしい(日本だったら大竹しのぶさんかな)

アダム・ドライバーってなんで好きなのかわからないけど好きなんですよねー。目かな?



しかし、普通だった奥さんがなぜこうなってしまったのか、、


映画では直接的な要因は描かれてないんです。

でも女の人って、色々なモヤモヤが積み重なって我慢してると壊れてしまうような危うさがありますよね。


そもそもアダムが避妊しなかった

結婚も子供もまだ考えていなかった

仕事の転勤があるはずだった

鹿が殺される夢を何度も見た

占い師にあなたの子供はインディゴで特別だと言われた

などなど、、、


奥さんはベジタリアンなんですが、

旦那さんの実家に行った時、

鹿の剥製が異常にたくさん飾ってあって

「ここ、ヤバい」 

みたいな、一種の草食動物が肉食動物に警戒心を抱くような気持ちになったんじゃないか。


私も奥さんには否定的だったけど、

その時、

この奥さんはただ赤ちゃんを、

まだ汚れのない赤ちゃんの体内に、

動物的や化学的なものを、

肉食の攻撃性を、

入れたくなかっただけで、

間違ってはいないんだな。

と奥さん派になったのです。


でもそれを貫くなら専門家に相談すべきなんだけど、そこら辺は鬱だったのかなと悲しくなってしまうお話しでした。

アダムがもう少し理解ある態度で接して、怒鳴らず突き飛ばさず、「愛してる」ってゆうだけでごまかさず、寄り添ってあげてたらなーと。


とてもとても重〜い気持ちです。

アダムだから見ただけなのに、、、



ムビゴのおうちで映画


「ひまわり」



女の執念と諦めはすごい、、、

戦争が奪った若き日の熱い恋!


テーマ曲とソフィア・ローレンで有名な1970年の映画。


イタリアのナポリ。

そこで出会ったジョバンナとアントニオは徴兵を引き伸ばすため結婚し、12日間の休暇を幸せに過ごす。


この髪型はどおかな〜ソフィアさん、、、


激しく愛し合った2人は、精神疾患を装い徴兵を免れようとするが、嘘がバレ、ロシア戦線へと送り込まれることに。

行方不明となったアントニオだが

「ぜったい生きている!」

と信じて疑わないジョバンナ。


スタイル良すぎて、群衆の中で完全に浮いてしまうソフィアさん


戦争が終わっても何の情報もないが諦めません!


帰還兵への聞き込み、

当局への殴りこみ、

行方不明となったロシアへの特攻、

イタリア人と思われる男を尾行、

現地民への聞き込み調査、


途方もなく頑張るジョバンナ。


そしてついに見つかったアントニオは何と!

若いロシア女子と結婚して子どもまでいたのだった、、、



何となく「シェルブールの雨傘」を思い出す展開です。

戦争はあかん、絶対。


ジョバンナ役のソフィア・ローレンの、

傷心で帰ってきて無茶苦茶に荒れるシーンからの、窓を開けて、ふぅって何かを諦めたそのワンシーン見事!


あと、じわじわっと涙が出てきて泣くシーンはとてもうまいです。


あと、昔真似したことあるんですけど、おうちのカーテンがオレンジのギンガムチェックでかわいいんですよねぇ。


1970年台のお洋服なんかも、街のシーンとかあるとカラフルで可愛いワンピースがいっぱい出てきます。

ロシアのワンピースも可愛いです。


アントニオと暮らしてるマーシャが可愛いし健気なんですよねー。

「シェルブールの雨傘」でもそーゆうキャラいましたよねー、影の健気キャラ。



ミラノの中央駅が圧巻の美しさ!

思わず検索しちゃいました。行ってみたい!



そして特筆すべきはテーマ曲。

ヘンリー・マンシーニさん!

名曲「ムーンリバー」のおかた。

この曲があってこその「ひまわり」です。





これ、ほんと誰も悪く無いですよね。

アントニオは、命の恩人であんな可愛い子、絶対好きになるし、しかも記憶失くしてたし。

記憶戻ってもどうにもできなかったでしょうに。

でも、手紙くらい送れたやろーと思っています。







ムビゴのおうちで映画


「人生はビギナーズ」

 



助演男犬賞をさしあげたい!

とにかくかわいいワンコが登場します。


こちらはマイク・ミルズ監督の2010年の映画。


母の死後、父から「実はゲイだった」とカミングアウトされたオリバー。





若い恋人を見つけ、余生を謳歌する父親だが、オリバーは恋人とは長続きせず38歳で未だ独身。


ある日、感性の合うフランス人女優のアナと出会い付き合い始めるのだが、、、

マイク・ミルズ監督が自身の父親との関係を軸に書き上げた脚本とのことで、監督の独特の感性はこのように育まれたんだなと思いました。



「人生はビギナーズ」

というタイトルがとても好きで、

だれもがみんな生まれて初めての人生を生きているわけで、だれもが人生のビギナーズなんだから、色々悩むのは当然のことなんですよね。

全世界のあらゆる生き物が、この世はビギナーズ。

そう思うと少しホッとするような。

愛おしいような。


「ビロードのうさぎ」というは絵本の一文の引用が素晴らしかったです。


ほんものになるってどういうこと?

いたいの?


ほんものになるころにはボロボロになっている。

だけどかまわないんだ。

わかってくれる人はそんなこと気にしない。


というような。



オリバーはユアン・マクレガー。

この役のユアン、めちゃ好きです。ファッションも良かったー!



恋人役のメラニー・ロラン。ルーズな髪型が可愛すぎる。赤いワンピースにミリタリージャケットがフランス人ぽくて可愛かった。



そして、なんといっても、オリバーの飼い犬アーサー役のコズモくん!助演男犬賞です!ほんと可愛すぎた。

ユアンがこの子を気に入りすぎて、譲ってほしいと言ったらしいです笑



マイク・ミルズのセンス全開、

感じやすい大人の悩んで当たり前だよ、だって人生がビギナーズなんだから

そう肯定されたような素晴らしい映画です!







おうちで漫画


「残酷な神が支配する」




萩尾望都先生のこの漫画を一気読みしました!

というのも、LINEまんがで「ガラスの仮面」を毎日一話ずつ読んでいるんですけど、そこで見つけたんです。


萩尾望都先生の漫画は大昔、「ポーの一族」「11人いる」を読んだなぁという記憶。


「残酷な神が支配する」

ってタイトル凄くないですか?

読み始めたら、、、、


圧倒的!!!


これ読んだら今の漫画、軽すぎる。


主人公ジェルミは、母親の再婚相手の義父から性的虐待を受けて精神が破壊されていく。

ジェルミは義兄イアンに打ち明け、愛と暴力と死に翻弄されながら再生の道を探す。


とにかく、詩のような圧倒的な文章力と画力。

引用される詩などに深みを感じるセンス。

映画を見ているような構図にどんどん画面に引き込まれる。

虐待を受けた精神が迷い込んだ森から

這い出して

再び人間として生まれるには

やっぱり愛が必要だということ


とにかく名作だった。

これぞ芸術。

萩尾望都先生

改めてリスペクトです。

ムビゴのおうちで映画


「シザーハンズ」 






ティム・バートン監督、ジョニー・デップ、ウィノナ・ライダー主演


クリスマスシーズンになんか見たくなる、

そして毎回、

ジョニー・デップこんなかわいかったっけ?

と思う。

声もいいですよね。


街のはずれのお城に住む発明好きな老人が、ハサミロボットを人間にしようと思い立ち、いよいよハサミの手を人間の手に、、、というところで亡くなってしまう。



お城でひっそりと暮らしていたエドワードを、化粧品セールスに来たペグが見つけて不憫に思い自宅でお世話することに。





心優しいエドワードは、庭木の剪定やヘアカットなど独特のセンスで、街の人気者に。


ペグの娘のキムに一目惚れするエドワードだったが、キムの彼氏に目をつけられ嫌がらせを受ける。この彼氏がほんとイヤなやつなんですよー!

キム、なんでこんな人と付き合ってたんでしょうか。謎。




で、なんやかんや嵌められ、クリスマスの日に街の人や警察から追われることになるエドワード、めちゃかわいそう!


結局もといたお城に帰ってゆくのでした。


ジョニー・デップがハマり役!

にこっと笑うエドワードはほんとにかわいい。



黒髪のイメージのウィノナ・ライダーの金髪も可愛いですよね。で、クリスマスの日の白いドレス。オフショルで大きめのバックルがかわいい。




見るごとに、ハサミの造形の美しさにティム・バートンの天才さを感じます。



そしてなんと!

最近、CMレベルですが、シザーハンズ復活というか、エドワードの子供として、ティモシー・シャラメがシザーハンズを演じています。お母さんはウィノナ・ライダーという、なんと胸アツな!

それがこちら、


90年の人気作「シザーハンズ」が現代に蘇る。90年の人気作「シザーハンズ」が現代に蘇る。「君の名前で僕を呼んで」のティモシー・シャラメが二代目シザーハンズに扮し、両手がハサミの青年の悲哀を再現。両手が不自由でも運転できますよ…という自動運転車のCM動画。リンクyoutu.be

エドワードはイケメンが演じてなんぼなのですね。美しい。