ニセコイ | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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定番かつ王道。ケレン味たっぷりのドタバタラブコメディ!!

2018年12月21日公開
監督:河合勇人
出演:中島健人・中条あやみ・池間夏海 他

【賛否両論チェック】
賛:犬猿の仲だった主人公とヒロインが、嫌々苦楽を共にしていくうちに、次第にお互いの本当の姿を知って惹かれていく様子が、定番ではありつつも心温まる。周囲の人間関係をも巻き込んで、熱い友情が育まれていくのも印象的。
否:設定や展開はかなり荒唐無稽で、現実味は全くない。CGを駆使したケレン味たっぷりの演出も、好き嫌いは分かれそう。


ラブシーン・・・ほんの少しだけあり
グロシーン・・・基本的にはなし
アクションシーン・・・基本的にはなし
怖シーン・・・肝試しのシーンは少しだけ怖いかも


 人気コミックの実写映画化です。ヤクザの一人息子である主人公が、抗争を止めるために、ギャングの一人娘のヒロインと恋人のふりをすることになります。主演は中島健人さんと中条あやみさん。

 物語の主人公・一条楽(中島健人)には、忘れられない思い出がありました。それは幼い頃、旅先で出逢った1人の女の子。楽はその時女の子と、大きくなったら結婚する約束をして、カギと錠のネックレスを分け合ったのでした。

 そんな楽も、今では高校生。「集英組」の組長・一条一征(宅麻伸)の一人息子である彼には、登下校時にも組員達が付き従い、他の高校生達は寄りつこうとしませんでした。しかし彼自身は、普通の高校生として生きたい真面目な性格だったため、そんな組員達を疎ましく思っていました。その日の朝も、若頭の佐々木竜之介(丸山智己)達が、
「最近進出してきたギャングが、シマを荒らしているから。」
とついてこようとしますが、楽は上手く振り切ると、閉まりかけた校門へギリギリ滑り込むのでした。ところがその時、楽のさらに後ろから走ってくると、校門を華麗に飛び越え、彼に見事な膝蹴りを見舞った女子がいました。その金髪女子は、お詫びもそこそこに行ってしまいますが、楽がはずみで落としてしまったあのネックレスを、同級生の小野寺小咲(池間夏海)が拾ってくれるのでした。ところがその後のホームルームで、担任の日原(松本まりか)が連れてきた転校生を見て、楽は唖然とします。その転校生こそが、朝飛び蹴りをくれた金髪女子・桐崎千棘(中条あやみ)でした。楽とはすぐにケンカになりかけますが、血の気が多い千棘は楽を呆気なく投げ飛ばしてしまいます。

 放課後、憮然としながら帰宅した楽を待っていたのは、父親の一征。一征によると集英組は、進出してきたギャング「ビーハイブ」と一触即発状態にあり、このままだと血で血を洗う抗争になりかねないとのこと。そこで一征は、ビーハイブのボス・アーデルト(団時朗)と密かに相談し、打開策を決めていました。それは、アーデルトと一人娘と楽が恋人のふりをすることで、両組織のメンツを保ったまま、若い衆同士の争いを押さえようというもの。ところが、やって来たアーデルト親子を見て、楽はまたしても唖然としてしまいます。その一人娘こそが、あろうことかあの千棘だったのでした。お互いに絶対に恋人のふりはしたくないと言い張る、楽と千棘。しかし集英組とビーハイブの構成員達の前で、「恋人」だと宣言をされてしまい、2人の思惑とは裏腹に、この“ニセコイ”計画が始まってしまうのでした・・・。

 始めは嫌々恋人のふりをしていた2人が、お互いの本当の強さや優しさを知っていくうちに、次第に少しずつ心惹かれていく姿は、勿論定番ではありますがやっぱりステキです。良くも悪くも現実感ゼロの設定と展開なので、何も考えずに観ていて胸キュンしたり、ニヤニヤしたり出来てしまいます(笑)。劇中劇が「ロミオとジュリエット」なのもイイですね。
 
 そしてそんなラブコメディ要素だけではなく、ヤクザやギャングの子供であるが故に、独りぼっちだった者同士、楽と千棘がお互いを理解していく様や、小咲や万里といった恋敵同士の友情にも、思わず心が温かくなります。

 そもそものストーリーや、CGを駆使した演出等に、好き嫌いはハッキリ分かれそうな作品ではありますが、特に中高生のデートにはピッタリの作品かも知れません。


【ワンチャン・ポイント】
※ラ・チッタデッラ・・・劇中、楽と千棘が映画デートをした際に、何の映画を観るかで揉めていた場所がこちら。他にもドラマや映画の撮影でよく使われている所で、最近の映画では長谷川博己さん主演の「ラブ&ピース」や、木村拓哉さん主演の「HERO」、そして木村拓哉さんと二宮和也さんが共演した「検察側の罪人」でも登場しています。


オススメジャンル&オススメ度・・・<デートで観たい>A