くるみ割り人形と秘密の王国 | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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どこかダークな世界観。やや大人向けの冒険ファンタジー!!

2018年11月30日公開
監督:ラッセ・ハルストレム
ジョー・ジョンストン
出演:マッケンジー・フォイ
キーラ・ナイトレイ
モーガン・フリーマン 他

【賛否両論チェック】
賛:不思議な世界へ迷い込んだヒロインが、冒険を通して成長していく姿が微笑ましい。大人が楽しめるファンタジーの印象。
否:結構ダークな雰囲気で物語が描かれていくので、小さい子には少し怖いかも。


ラブシーン・・・なし
グロシーン・・・基本的にはなし
アクションシーン・・・少しあり
怖シーン・・・雰囲気は結構怖いかも


 チャイコフスキーの「くるみ割り人形」の実写映画化です。クリスマスイブに不思議な世界へ迷い込んだヒロインが、王国を救うために奔走します。主演はマッケンジー・フォイ。

 主人公のクララ・シュタールバウム(マッケンジー・フォイ)は、父のベンジャミン(マシュー・マクファディン)と姉のルイーズ(エリー・バンバー)、そして弟のフリッツ(トム・スウィート)の4人家族。家は恵まれていましたが、母のマリー(アンナ・マデリー)は既に亡くなっていました。機械工作をするのが好きで、理科にも詳しいクララは、フリッツを連れて屋根裏で機械いじりをするのが日課になっているのでした。そんなあるクリスマスイブの夜、ベンジャミンはクララ達に、マリーからのプレゼントを渡します。ルイーズにはマリーのドレス、フリッツには兵隊の人形がプレゼントされ、2人は喜びますが、クララがもらったのは卵型の箱。おまけに箱には鍵がかかっており、開けられません。しかし同封されていたマリーからの手紙には、
「必要なものは、全てこの中に。」
と書かれているのでした。

 その夜は、大おじのドロッセルマイヤー(モーガン・フリーマン)が開くパーティーへ行くことになっていた、シュタールバウム一家。しかし、女の子らしくおしとやかに振る舞ってほしいと思っているベンジャミンに対し、クララは閉口します。彼女はこっそり広間を抜け出すと、ドロッセルマイヤーがいる仕事場へと向かうのでした。その仕事場でクララは、ドロッセルマイヤーに頼まれ、彼のからくり時計を修理し、すぐに直してしまいます。するとドロッセルマイヤーは、
「今夜はステキな夜になる。」
と、不思議な言葉を残すのでした。

 その後のパーティーでは、子供達がプレゼントをもらえるという恒例行事が始まります。それは屋敷中に張り巡らされた紐の中から、子供達1人1人が自分の名前を書かれたものを見つけ、その紐を辿っていくと、プレゼントが置いてあるというものでした。クララも早速自分の紐を見つけ、辿っていきますが、先にあったのは屋敷の奥の暗い扉。恐る恐る入っていくと、辿り着いたのは何故か雪が降る森の中でした。クララがさらに紐を辿っていくと、そこには大きなモミの木と、その根元に吊るされたカギがありました。マリーからもらった箱のカギだと直感したクララでしたが、彼女が手を伸ばすより一瞬早く、やって来たネズミがカギを奪うと、持っていってしまいます。クララは必死で追いかけますが、ネズミは薄氷が張った川を渡り、向こう岸へ。急いで近くにある橋を渡ろうとするクララでしたが、橋を警備しているという兵士・フィリップ(ジェイデン・フォーラ=ナイト)に止められてしまいます。ところがフィリップは、クララがマリーの娘だと知ると、態度を一変。
「クララ王女。」
と、最敬礼をし始めるのでした・・・。

 好奇心旺盛で、自由闊達な性格ゆえに、父親とはついついケンカをしてしまうヒロイン・クララ。そんな彼女が運命に導かれるように迷い込む、不思議な王国。そこで巻き込まれる大事件を通して、ひと回りもふた回りもたくましく成長していく姿は、なんだかとてもステキです。ラストに分かる家族の絆にも、心が温まります。

 特にチャイコフスキーの「くるみ割り人形」そのものを知らなくても、全く問題はありません。ただやや雰囲気が暗めというか、どことなくおどろおどろしい感じなので、小さい子なんかが観ると、ちょっと怖いかも知れません。

 どちらかというと大人向けの冒険ファンタジーです。気になった方は是非。


【ワンチャン・ポイント】
※今回はお休みです。


オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>