華氏119 | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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※「声に出して読みたい映画のセリフ in 2018」 4月8日発売♪

声を上げることの重要性。身につまされるドキュメンタリー。

2018年11月2日公開
監督:マイケル・ムーア
出演:マイケル・ムーア
ドナルド・トランプ 他

【賛否両論チェック】
賛:政治的な価値観は置いておいて、「自分から声を上げることそのものの重要性」を感じさせる内容に。改めて考えさせられる部分が多い。
否:内容は言うまでもなく政治性が非常に強く、かつムーア節で淡々と進むので、そもそも興味があるかないかで好みは大きく分かれそう。


ラブシーン・・・なし
グロシーン・・・なし
アクションシーン・・・なし
怖シーン・・・なし


 あのマイケル・ムーア監督最新作。アメリカ大統領として選出されたドナルド・トランプ。その過程と実像を独自の視点で掘り下げた作品です。

 アメリカ大統領選挙の投票日前夜だった2016年11月7日、ヒラリー・クリントン陣営は大いに沸いていました。彼らだけではなく、国内外のあらゆるメディアや人々が、ヒラリー勝利を予想していました。ところがふたを開けてみると、11月9日に次期大統領として発表されたのは、ドナルド・トランプでした。本作はまず、彼が注目され始めた頃の様子や戦略に迫っていきます。

 次に監督が着目したのは、2010年にミシガン州の知事に就任した、スナイダー氏。トランプの古くからの友人であり、同じような思想を持つ大富豪のスナイダーは、フリントという街の水道の水源を、フリント川から引くことにしますが、それが原因となって水道水に鉛が混入することに。さらに監督は、賃金引き上げを訴える教師達や、銃乱射事件を生き延びた高校生の訴え等、市民の声にスポットを当てていきます・・・。

 当たり前といえば当たり前ですが、あくまでも「マイケル・ムーア監督の視点から見たアメリカの現状」を訴える作品ですので、観る人の政治的思想や価値観、好き嫌いによって、評価は180度変わる内容です。

 しかしそういう主観を抜きにしても、何かこのままではいけないと感じる出来事に直面した時、流されるがままに何もしないのではなく、自分から声を上げることの大切さを、改めて教えられる内容でもあります。

 この作品を取っかかりに、政治から社会問題に至るまで、自分自身の意見を考え直すきっかけになりそうな、そんな作品です。


【ワンチャン・ポイント】
※今回はお休みです。


オススメジャンル&オススメ度・・・<深く考えたい>