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必然性には「?」。でも良質なサスペンス。

2018年10月26日公開
監督:アニーシュ・チャガンティ
出演:ジョン・チョウ
デブラ・メッシング 他

【賛否両論チェック】
賛:二転三転し、全く先が読めない緊迫したストーリーが、サスペンスとしてはとても良質。
否:延々とPC画面で話を進めるため、シーンによってはかなり強引なので、観ていて退屈してしまいそうなところもある。


ラブシーン・・・なし
グロシーン・・・基本的にはなし
アクションシーン・・・なし
怖シーン・・・雰囲気は少しだけ怖いかも


 全編PC画面で進展するサスペンスです。娘が失踪し、その行方を捜す主人公を描きます。主演はジョン・チョウ。

 物語の舞台は、アメリカ・サンノゼ。主人公のデビッド・キム(ジョン・チョウ)は、最愛の妻・パメラと、一人娘のマーゴットと共に、幸せな生活を送っていました。しかしそんな日々も、長くは続きません。パメラが重い病を患い、その症状は次第に悪化。やがて若くしてこの世を去ってしまうのでした。その後月日は流れ、娘のマーゴット(ミシェル・ラー)は高校生になっていました。ある夜のこと、マーゴットがやるはずだった台所のゴミ出しをしておらず、デビッドは彼女に電話をします。するとマーゴットは、友達の家で生物の勉強会をしているそうで、徹夜になるかも知れないとのことでした。デビッドは翌朝にゴミ出しをするように念を押すと、先に寝ることに。その日の深夜、マーゴットから3回に渡って繰り返し電話がかかってきますが、あいにく寝ていたデビッドは気づかず、出ることは出来ませんでした。

 翌朝になって、未だにゴミ出しがされていないことに気がついたデビッドは、再度マーゴットへ電話をかけますが、今度は全くつながらず、メッセージも既読になりません。たまたま弟のピーター(ジョセフ・リー)と連絡をとったデビッドは、何気なくそのことを相談しますが、ピーターからの答えは、
「学校をサボって遊びに行ってるんだろう。」
とのことでした。それでも心配になったデビッドは、パメラのパソコンにあった連絡帳の中から、彼女のかつてのママ友へ連絡を取ります。するとそのママ友から、マーゴット達が一緒にキャンプへ行っていると聞き、一安心するのでした。ところが夕方になり、状況は一変。ママ友の息子から直接連絡があり、
「呼んでいたのに、マーゴットは来なかった。」
と聞かされるのでした。

 慌ててマーゴットの行方を探そうとしますが、あいにく彼女の友人の連絡先等を一切知らないデビッド。しかしその時、彼はマーゴットが毎週金曜日にピアノ教室へ通っていたことを思い出します。すぐにピアノ教室へ連絡しますが、そこで講師から聞かされたのは、マーゴットが半年前に辞めていたという衝撃の事実。デビッドはそのことを知らず、マーゴットに毎月月謝を渡していたのでした。その後もマーゴットの行方は一向に分からず、デビッドは警察へ相談。担当に任命されたというヴィック捜査官(デブラ・メッシング) と連絡を取りながら、必死にマーゴットを探すのでしたが・・・。

 全編PC画面の作品というと、イライジャ・ウッド主演の「ブラック・ハッカー」や、ホラー映画の「アンフレンデッド」なんかが有名なところですが、本作の全編PC画面はちょっと無理やり感が無きにしもあらずです。例えば主人公が部屋で1人ふさぎ込んでいて、それがパソコンのカメラを通してPCの画面に映っている・・・なんていうようなシーンも結構あって、
「何もそこまで無理にPC画面にしなくても・・・」
なんて思ってしまうのも、また正直なところです。

 その分と言いますか、逆にと言いますか、ストーリーは非常に上質なサスペンスです。愛娘が忽然と姿を消し、行方を探すにつれて、彼女のこれまで知らなかった重苦しい一面が明らかになっていく様子や、二転三転して全く先の読めない真実に、観ていてハラハラドキドキさせられてしまいます。

 ある程度の画面の観づらさや退屈さはご愛嬌として、ストーリーを純粋に楽しみたい、そんなサスペンスといえるかも知れません。


【ワンチャン・ポイント】
※今回はお休みです。


オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>