ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生 | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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予備知識は不可欠。圧巻の魔法ワールド・第2章!!

2018年11月23日公開
監督:デビッド・イェーツ
出演:エディ・レッドメイン
キャサリン・ウォーターストン 他

【賛否両論チェック】
賛:グリンデルバルドの野望が、様々な登場人物達を通して多角的に浸透していく様に、思わずハラハラさせられてしまう。ニュートを始めとする魔法使い達のアクションも、圧倒的なスケールで描かれていくので、必見。
否:前作の知識は必須。登場人物が多く、関係も非常に複雑なので、1度観ただけではよく分からないのが正直なところ。


ラブシーン・・・ほんの少しだけあり
グロシーン・・・少しだけあり
アクションシーン・・・メッチャあり
怖シーン・・・雰囲気はかなり怖いかも


 ハリー・ポッターの世界を舞台に、おっちょこちょいな魔法動物学者の冒険を描く、第2章です。主演は引き続き、エディ・レッドメイン。

 1927年。始まりはアメリカ魔法省でした。収監されていた最強の魔法使い・グリンデルバルド(ジョニー・デップ)が欧州へと移送されることになり、彼の下を魔法省職員のアバナシーが訪れます。その後厳重な警備の下、グリンデルバルドは空飛ぶ馬車で、闇夜に紛れて移送されていくのでした。ところが実はこの時、グリンデルバルドはアバナシーの手引きによって、既に脱獄して馬車の下に潜伏。乗っていたグリンデルバルドは、アバナシーの変装でした。警備の職員達が気づいた頃には、時既に遅し。グリンデルバルドは彼らを殺害すると、アバナシーと共に馬車で消えてしまうのでした。

 ところ変わって、ロンドン。前作で大騒動を引き起こし、現在は出国禁止の扱いになっている、魔法動物学者のニュート・スキャマンダー(エディ・レッドメイン)は、イギリス魔法省へと呼び出されます。そこで彼に提示されたのは、出国の許可を与えられる代わりに、グリンデルバルド達と対峙する闇祓いになるということでした。しかしニュートはこれを固辞。闇祓いの兄・テセウス(カラム・ターナー)とその婚約者・リタ(ゾーイ・クラビッツ)には、呆れられてしまうのでした。

 そんなニュートは帰宅後、自宅のとある扉の中にある広大な敷地で、魔法動物達の世話をしていました。するとそこへクイニー(アリソン・スドル)とジェイコブ(ダン・フォグラー)がやって来ますが、ジェイコブはやたらとクイニーにベッタリで、ニュートは不審に思い、クイニーを問いただします。すると案の定、クイニーはジェイコブに惚れ魔法をかけていたのでした。ニュートはクイニーに魔法を解かせますが、同時に2人から、ティナ(キャサリン・ウォーターストン)がニュートとリタが婚約中だと誤解していることを聞かされます。原因は、リタとテセウスの結婚式でニュートが介添人をしている写真を載せた新聞記事が、誤って報じていたこと。そのティナは、グリンデルバルドがパリへと向かったことを知り、それを追ってパリへ行ったとのことでした。しかしその後、惚れ魔法をかけていたことで、クイニーとジェイコブの仲はギクシャクしてしまい、クイニーは独りで去ってしまいます。

 後日ニュートの下を、恩師のダンブルドア(ジュード・ロウ)が密かに訪れ、グリンデルバルドの計画を止めてほしいと伝えてきます。戸惑うニュートでしたが、ティナのこともあり、パリへと向かうことにします。同時にジェイコブも、クイニーが姉のティナを頼ると踏んで、ニュートと行動を共にすることに。かくして2人は、一路パリへと向かうのでしたが、そのパリでは、グリンデルバルドの恐るべき計画が進みつつあるのでした・・・。

 前作や「ハリー・ポッター」シリーズにまつわる人物や固有名詞が沢山出てくるので、知っていれば知っているほど楽しめること請け合いです。という以上に、登場人物が多くてそれぞれの関係性も複雑なので、最低限前作の知識がないと、何となく訳が分からないまま話が進んでしまいます。その辺りはシリーズを通しての世界観への好き嫌いで、評価が分かれそうなところです。

 今回はいよいよ強敵・グリンデルバルドがその本性を現し、魔法界を混沌の渦へと引きずり込んでいく過程が、様々な登場人物達の因縁を通して多角的に描かれていくのが、非常に印象的です。アクションの描写もかなりスゴいので、観ていて思わず息を飲んでしまいます。その分、小さい子なんかには怖そうなシーンが、結構多かったりもします。

 どうせご覧になるのであれば、しっかりと前作までを復習してから臨みたい、そんな作品であることは間違いありませんね。


【ワンチャン・ポイント】
※キャサリン・ウォーターストン・・・本作では、ヒロインのティナ・ゴールドスタイン役。最近の映画では、何といっても「エイリアン:コヴェナント」でのヒロイン役が有名なところですが、他にもチャニング・テイタムやアダム・ドライバー主演の「ローガン・ラッキー」等にも出演されています。


オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>