ポリス・ストーリー REBORN | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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もはやSFアクション映画。娘を守る父の戦い!!

2018年11月23日公開
監督:レオ・チャン
出演:ジャッキー・チェン
ショウ・ルオ 他

【賛否両論チェック】
賛:段違いの迫力のアクションがふんだんに取り入れられ、そのスケールや火力に圧倒される。
否:内容的にはかなりSFチックなので、本格派のアクション好きには、やや興ざめしてしまう感も。グロいシーンも結構あり。


ラブシーン・・・お色気シーンが少しあり
グロシーン・・・あり
アクションシーン・・・メッチャあり
怖シーン・・・雰囲気は結構怖いかも


 ジャッキー・チェン主演の「ポリス・ストーリー」シリーズ最新作です。過去の事件がきっかけとなり、最愛の娘を離れて見守ることになった元捜査官が、巨大な陰謀に巻き込まれていきます。

 始まりは、13年前の香港でした。国際捜査官のリン(ジャッキー・チェン)は、難病を患っていた娘のシーシーが危篤との連絡を受け、車で病院へと急いでいました。なんとか渋滞をすり抜けて病院へと到着したリンでしたが、無情にもそんな彼へ出動命令が下ります。それは、遺伝子工学を研究していたジェームズ博士を保護するというもので、リンは部下のスー(エリカ・シアホウ)を始めとする部隊を率いて、博士の下へと向かうのでした。なんとか博士は無事に保護しますが、その直後、部隊は謎の男達の襲撃を受けてしまいます。圧倒的な火力と、全身を覆う特殊な防弾服に阻まれ、隊員達は次々に倒れてしまいますが、残った隊員達による自爆攻撃によって、なんとか制圧。指揮官らしき真っ白な肌の男も、リンと壮絶な戦いを繰り広げた末に、爆発の中へと消えていくのでした。するとその時、リンの携帯電話にシーシーの病院から電話がかかってきますが、リンも重傷で気を失っており、出ることが出来ません。代わりに電話に出たのは、同じように重傷を負っていたジェームズ博士でした。

 それから13年後のオーストラリア・シドニー。世間では、リックという作家が出版した「ブラッディング・スティール」という小説が話題になっていました。それは遺伝子操作を行われたバイオロイドの兵士を描いたもので、基になった情報の出どころがどこなのか、注目を集めているのでした。そんなある夜、リックが泊まっているビルへ、彼が呼んだコールガールがやって来ます。しかしその正体は、女装した謎の男リ・スン(ショウ・ルオ)。彼は隙を突いてリックを気絶させ、パソコンのデータを奪おうとしますが、そこへあの特殊な防弾服を着た兵士を引き連れた女殺し屋(テス・ハウブリック)がやって来て、リックの用心棒達を殺害してしまいます。リ・スンはとっさに浴槽へと隠れますが、どうやら殺し屋達もパソコンのデータを探している様子でした。すると次の瞬間、覆面を被ったもう1人の男が現れ、殺し屋と大立ち回りを繰り広げます。最終的に、男は小型爆弾でパソコンを破壊し、逃走。リックも殺害され、殺し屋やリ・スンも警察が来る前に姿をくらませるのでした。

 覆面男の正体は、リンでした。実はあの事件の後、シーシーの容態は回復したものの、リンのことを含めたあらゆる記憶をなくしてしまったため、彼女は“ナンシー”と名前を変え、この地で大学生(オーヤン・ナナ)になっていました。そこでリンは捜査官を辞め、彼女のことをずっと陰から見守って来たのでした。一方時を同じくして、飛行中の巨大な戦闘機の中では、13年前に爆発の中へと消えたはずの、あの男が生きていました。男の正体は、ジェームズ博士の研究でバイオロイドにされた元兵士・アンドレ(カラン・マルベイ)。彼もまた殺し屋達を引き連れ、一路シドニーへと乗り込んでいくのでした・・・。

 ジャッキー・チェン主演のアクション映画ではありますが、バイオロイドが出てきたり、コスプレチックな殺し屋達が出てきたり、敵のアジトが巨大な戦闘機だったりと、内容的には結構SFチックで、現実味はあまりありません。その点は、往年のファンからは好き嫌いが分かれそうなところでもあります。

 それでも、アクション自体は桁違いの迫力で、観ていてハラハラさせられること請け合いです。特に冒頭の銃撃戦は圧巻で、壮絶な戦いを間近で体感することが出来ます。

 ストーリーはツッコみどころがありすぎるので、そこは敢えて気にせずに、娘を守ろうと孤軍奮闘する父親の雄姿と共に、純粋にアクションを堪能したい方にオススメといえそうです。


【ワンチャン・ポイント】
※オーヤン・ナナ・・・本作では、現在の主人公の娘・ナンシー役。チェロ奏者としても活躍されているそうで、叔母はなんと、あの欧陽菲菲さんだそうです。


オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>