コード211 | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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設定はやや難あり。スリリングで小気味良いサスペンス・アクション!!

2018年11月4日公開
監督:ヨーク・アレック・シャクルトン
出演:ニコラス・ケイジ
コリー・ハードリクト 他

【賛否両論チェック】
賛:主人公達が突然巻き込まれた強盗事件と、犯人達との壮絶な銃撃戦に、観ていてハラハラさせられること必至。
否:実際の事件の要素はほぼゼロで、ストーリーもかなりご都合主義かつ荒唐無稽。ラストも呆気ない印象を受けてしまう。


ラブシーン・・・ほんの少しだけあり
グロシーン・・・かなりあり
アクションシーン・・・メッチャあり
怖シーン・・・雰囲気は結構怖いかも


 1997年にアメリカで起きた、「ノースハリウッド銀行強盗事件」をモチーフにした作品です。主演はニコラス・ケイジ。

 事の発端はアフガニスタンでした。戦争からの復興事業によって財を成した、いわゆる戦争成金の実業家・ドノヴァンは、その日部下のブスコヴァに命じ、自身の資産を世界中の銀行に振り分けて送金させていました。ところが送金を終え、事務所を引き払おうとしたドノヴァンの車列を、突如4人の傭兵達が襲撃します。護衛や部下達はたちまち皆殺しにされ、ドノヴァンも銃口を突きつけられますが、どうやら彼らは顔見知りの様子。それもそのはず、ドニー率いる彼らは、ドノヴァンに雇われて汚い仕事に手を染めていたものの、ドノヴァンが金の支払いを渋り、切り捨てていたのでした。ドニー達はドノヴァンに金のありかを吐かせようとしますが、結局ドノヴァンはマサチューセッツのユニティ銀行を明かしただけで、最後は射殺されてしまいます。この事件の捜査を担当することになったのが、あと一歩で上手くいくはずだった潜入捜査をアメリカ兵によって妨害され、半ば憤慨していたインターポールの女性捜査官・ロッジでした。

 ところ変わって、マサチューセッツ。ベテラン警察官のマイク(ニコラス・ケイジ)は、その日も相棒のスティーヴと共に、警察署へと出勤します。実はスティーヴは、マイクの娘・サラの夫でしたが、マイクが最愛の妻を亡くしたことが引き金となり、現在サラとマイクとの関係は冷え切ってしまっているのでした。丁度その日、スティーヴはサラから妊娠が分かったことを告げられ、そのことをマイクに話します。マイクも喜びながらも、なかなかその想いを直接サラに伝えることが出来ずにいるのでした。時を同じくして、地元の高校生・ケニーは、学校で陰湿ないじめに遭っていました。トイレで暴行を受けたケニーは、とっさにいじめっ子を殴り返しますが、運悪くその現場を教師に目撃されてしまい、結局ケニーだけが咎められることになってしまいます。早速看護師をしている母親が学校へと呼び出されると、学長からは、警察の協力の下で「パトカーへの乗車体験をすること」で、今回は許されることになるのでした。

 かくしてケニーは、マイクとスティーヴが乗るパトカーへと乗車することになります。一方その頃、傭兵のドニー達の姿は、マサチューセッツの街外れの廃工場にありました。彼らは大量の銃火器や爆弾を用意すると、ユニティ銀行へ向けて出発。途中で1人が警察を混乱させるために、近くのカフェに爆弾を仕掛けた後、4人は1名を車に残し、3名で銀行内へとなだれ込んでいくのでした。しかし幸か不幸か、ドニー達の犯行が始まった直後、マイク達が乗ったパトカーが現場へと到着。マイクは銀行強盗には気づいていませんでしたが、ドニー達の車が停まっている場所が駐車違反であることに気がつきます。このままではマズいと判断したドニーは、カフェに仕掛けた爆弾を爆発させますが、他の警察官達がそちらの現場へと急行する中、マイクは
「子供を乗せてるんだ。駐車違反を取り締まろう。」
と、構わずドニー達の車へと近づいていきます。やむなく、車に残っていた傭兵が発砲を開始。これを合図に、ドニー達も銀行を出てパトカーへと発砲を始め、マイク達との間で壮絶な銃撃戦が始まってしまうのでした・・・。

 一応実際に起きた事件に着想を得ているとはいうものの、要素として残っているのは「銀行強盗の現場に、偶然パトカーが通りかかる」ということくらいで、ストーリー自体は設定にかなり無理のあるサスペンス・アクションといった感が否めません。

 とはいえ、緊迫感溢れる銃撃戦のシーンは必見です。娘との関係に心を痛めながらも、目の前の仕事に最善を尽くす警察官・マイクと、そんな彼の同僚にしてよき理解者でもある義理の息子・スティーヴ、そしてひょんなことから2人のパトカーに同乗することになった、いじめられっ子のケニー。3人が突如として巻き込まれた壮絶な銃撃戦にどう立ち向かっていくのか、観ていて手に汗握ること請け合いです。

 ツッコみどころは多々ありますが、それは一端置いておいて、純粋にアクションを堪能したい、そんな作品かも知れません。


【ワンチャン・ポイント】
※今回はお休みです。


オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>