アントマン&ワスプ | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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斬新かつユーモラス。予備知識必須のファン向け痛快アクション!!

2018年8月31日公開
監督:ペイトン・リード
出演:ポール・ラッド
エバンジェリン・リリー 他

【賛否両論チェック】
賛:自身や身の回りのものが、大きくなったり小さくなったりする能力を活かし、なんとか危機をかいくぐっていくアントマン達の活躍が、非常に痛快で楽しい。個性溢れるキャラクターの奮闘ぶりや、アベンジャーズシリーズとの繋がりも、ファンにはたまらない。
否:やたらと難解な理論が色々登場するので、思わず「何それ?」とツッコみたくなってしまいそう。設定にもかなり無理があるので、荒唐無稽な印象もかなりある。他のマーベルシリーズの知識も必要。


ラブシーン・・・ほんの少しだけあり
グロシーン・・・殺害シーン等あり
アクションシーン・・・メッチャあり
怖シーン・・・雰囲気は少しだけ怖いかも


 マーベル最新作です。身長1.5ミリになれる最小ヒーロー・アントマンの活躍を描いた第2弾です。主演はポール・ラッド。

 遡ること30年前。まだ幼かった娘のホープを自宅に残し、父親のハンク(マイケル・ダグラス)と母親のジャネット(ミシェル・ファイファー)は、慌ただしく出かけていきます。2人はアントマンとワスプのスーツを装着すると、本国へと迫るミサイルに飛び乗り、破壊を試みるのでした。しかしなかなか内部に入ることが出来ず、ミサイルはいよいよ危険区域に入ってしまいます。すると覚悟を決めたジャネットは、ハンクの制止を振り切り、亜原子レベルにまでミクロ化。なんとかミサイル内部へと侵入し、危機は回避されますが、ジャネットはそのまま量子世界に取り残され、永遠にさまよい続けることになってしまうのでした。

 ところ変わって、現在。“アントマン”ことスコット・ラング(ポール・ラッド)は、自宅に作った手作りの迷宮で、一人娘のキャシー(アビー・ライダー・フォートソン)と遊んでいるところでした。ところがその最中、ついつい勢いあまって脚についている追跡装置が塀を貫通。するとすぐに、FBIのジミー・ウー(ランドール・パーク)達が飛んできます。実はスコットは、ドイツの空港でのアベンジャーズ同士の戦い(「シビル・ウォー キャプテン・アメリカ」より)以来、FBIの監視下に置かれており、3年間に渡る自宅軟禁を余儀なくされていたのでした。その日の夜、スコットは夢を見ます。それは彼自身がジャネットになり、幼いホープと自宅でかくれんぼをしているというもの。アントマンのスーツを無断で持ち出して以降、ハンクとは疎遠になっていたスコットでしたが、ふとその夢のことが気になり、目覚めた後で留守番電話を入れておくのでした。


 すると翌日、リビングにいたスコットは、ふと首筋をハチに刺されたかと思うと、意識を失ってしまいます。次に気がつくと、そこは道路を走るミニカーの中で、運転をしていたのはあのホープ・ヴァン・ダイン(エバンジェリン・リリー)。彼女はワスプとしてスコットの家へと侵入した後、彼を眠らせて小さくし、脚の追跡装置を巨大化させたアリに装着してその場に残すと、スコットを連れて家を脱出していたのでした。そんなホープは、スコットを連れてハンクの下へ。久々の苦々しい再会に終始不機嫌なハンクでしたが、渋々スコットを連れてきた理由を語り出します。それによるとハンクは、前回のアントマンの戦いでスコットが量子世界から生還した経験から、ジャネットも量子世界で生きていると推測。また、昨夜スコットが夢を見ていた時刻は、ハンクとホープがジャネット救出のための“量子トンネル”の開通を試みていた時間帯だったことから、スコットの夢はジャネットが自身の生存を示すためのサインだったのではないかと考えていました。そこでハンクは、まだ不完全な量子トンネルの部品を調達するために、武器商人のソニー・バーチ(ウォルトン・ゴギンズ)と接触するのでした。

 取引にはスーツを忍ばせたホープが向かい、スコットとハンクは少し離れた車両の中から様子を見ることに。しかしこちらの足元を見てきたバーチは、金と部品の両方を置いていくよう圧力をかけてきます。それでもホープはバーチの手下を難なく倒すと、部品を持ち帰ろうとするのでした。ところが次の瞬間、1つの影が部品を狙い、襲いかかってきます。その影は物体を通り抜け、姿を消すことも出来る謎の敵“ゴースト”だったのでしたが・・・。

 前作までの説明はほとんどしてくれないので、予備知識は必須です。他のマーベルシリーズのネタも登場するので、特に「アベンジャーズ」シリーズはチェックしておいた方がイイかと思います。

 亜原子とか量子世界とか、何かと小難しい話は度々登場しますが、そこさえ気にならなければ、迫力満点の痛快アクションムービーであることは間違いありません。敵と格闘している最中に小さくなって攻撃をかわしたり、身の回りにあるものを巨大化させて追っ手を倒したり、アントマン自身が大きくなりすぎてしまったりと、斬新ですがどこかユーモラスなアクションの数々は、家族サービスやデートムービーでも楽しめること間違いなしです。

 作品を彩るキャラクターも、個性豊か。どう転んでも頼りないスコットと、勝ち気でクールなホープ、そしてすぐにカッとなるのがたまに傷ですが、最愛の妻を取り戻すために奔走するハンクと、3人が一丸となって量子世界に挑んでいく姿は、さながらSFアドベンチャーの様相も呈していて、思わずハラハラさせられます。それに加えて、ゴーストことエイヴァにまつわる哀しい物語も、見どころの1つですね。

 クスッと笑えて楽しめる、一風変わったアクションムービーですので、是非チェックしてみて下さい。


【ワンチャン・ポイント】
※エバンジェリン・リリー・・・本作では、“ワスプ”ことホープ役。最近の映画では、何といっても「ホビット」シリーズでの森のエルフ・タウリエル役が有名なお方です。


オススメジャンル&オススメ度・・・<ストレス発散したい>