ブッシュウィック 武装都市 | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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誰にでも起こりうる恐怖。疑似体験出来る異色のパニック映画!!

2018年8月11日公開
監督:カリー・マーニオン
ジョナサン・ミロ
出演:デビッド・バウティスタ
ブリタニー・スノウ 他

【賛否両論チェック】
賛:突如失われた日常の中、主人公達に近い目線で戦場を奔走していく展開に、言いようのない緊迫感が感じられる。
否:主人公達が際どい所を助かっていくのは、お約束とはいえかなりのご都合主義。グロシーンもあり。


ラブシーン・・・基本的にはなし
グロシーン・・・殺害シーン等多数あり
アクションシーン・・・少しあり
怖シーン・・・雰囲気は結構怖いかも


 見慣れた街が突如として戦場と化した中、生き延びようと奔走する主人公達の姿を描きます。主演はデビッド・バウティスタ。

 物語の舞台は、ブルックリンのブッシュウィックという地区。主人公のルーシー(ブリタニー・スノウ)は、恋人のホセを連れ、地下鉄で自宅へと向かっていました。駅で下車し、改札へと向かう2人でしたが、何故か人影は全くありません。それでも
「何かの訓練かも。」
程度にしか思っていなかったルーシーとホセの目に飛び込んできたのは、火だるまになって階段から転げ落ちてくる男の姿。慌てて外へ出ようとする2人の耳には、激しい銃声も聞こえてきます。ルーシーを残し、ホセは1人で様子を見に行きますが、自動車の爆発に巻き込まれてしまい、焼け死んでしまうのでした。

 突然のことにショックを隠せないルーシーでしたが、街では謎の武装集団が住民に向けて発砲を繰り返しており、ルーシーもその1人に拘束されてしまいます。しかしその直後、住民による発砲があり、ルーシーは隙を突いて逃げ出すことに成功。ところがホッとしたのも束の間、今度はギャングが混乱に乗じて強盗殺人を行っている現場に遭遇してしまい、再び追われることになってしまいます。とっさに近くの地下室に逃げ込んだルーシーは、あえなくギャング達に捕らえられてしまいますが、危ういところでギャングに殴りかかり、そのまま殺してしまった男がいました。彼はこの部屋の主で、今は用務員をしている謎の男・ストゥープ(デビッド・バウティスタ)でした。

 どうやら武装集団による攻撃は、国中に広がっている様子。ストゥープは、
「家族のいるホーボーケンを目指す。」
と出かけようとしますが、ルーシーは祖母と妹を助けるために、なんとか家へと戻ろうとし、ストゥープもやむなくそれに付き添うことになります。そんな中、逃げ込んだ学校の中で、ストゥープは手りゅう弾の爆発に巻き込まれてしまい、脚を負傷してしまいます。屋上の隅に隠れながら、ルーシーはストゥープの指示通りに、応急処置を施すことに。そこで彼女は、ストゥープがかつて軍の衛生兵だったことを聞かされるのでした・・・。

 当たり前だと思っていた日常が一瞬で終わりを告げ、普通に暮らしていた街が戦場と化してしまったら。一見突拍子もないようで、実は今のご時世誰にでも起こりうるショッキングなストーリーに、まずは圧倒されてしまいます。

 そしてやはり特筆すべきは、長回しを多用したその展開です。主人公達と近い目線になって、次に何が待ち受けているか分からない街中を駆け回る様は、観ていて思わず手に汗握ること請け合いです。

 内容的にどうしても荒唐無稽感があり、好き嫌いも分かれそうな作品ではありますが、あまり観られない作風でもありますので、是非ご覧になってみて下さい。


【ワンチャン・ポイント】
※デビッド・バウティスタ・・・本作の主演です。最近の映画では、何といっても「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」でのドラックス役が有名なところですが、他にもリメイクされた「キックボクサー リジェネレーション」にも最強の敵役で出演されています。


オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>