青夏 きみに恋した30日 | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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基本的には中高生向けか。運命的で切ない、ひと夏の恋。
 
2018年8月1日公開
監督:古澤健
出演:葵わかな・佐野勇斗・古畑星夏 他
 
【賛否両論チェック】
賛:運命的に出逢った2人が、様々な葛藤を経ながら少しずつ成長していく姿が、切なくも甘酸っぱい。
否:やや恋愛模様が中高生向けな印象を受けてしまう。。展開も非常にご都合主義的で、ツッコみどころも多い。
 
ラブシーン・・・ほんの少しだけあり
グロシーン・・・なし
アクションシーン・・・なし
怖シーン・・・なし
 

 コミックの実写映画化です。夏休みに母の実家へと帰省したヒロインが、地元の高校生に恋をします。主演は葵わかなさん。
 
 主人公は、東京の女子高に通う船見理緒(葵わかな)。高校1年生の彼女は、Webデザイナーをしている母親の仕事が忙しく、夏休みに弟の颯太(南出凌嘉)を連れ、母の実家へと帰省することになります。やって来たのは、上湖(うえこ)村という田舎の村。到着早々、美しい自然に見とれていた理緒は、
「観光の人ですか?」
と声をかけられます。振り向くと、そこには酒屋のバイクに乗った青年の姿が。その後青年は綺麗な川辺を案内してくれ、店のショップカードを渡してくれますが、元々運命的な出逢いを夢見ていた理緒は、すぐに彼のことを好きになってしまうのでした。
 
 ところが青年と別れ、祖母の美緒(白川和子)が営む「成瀬そば」へと着いた理緒と颯太を出迎えたのは、なんとあの青年でした。彼の正体は、近所の「泉屋酒店」の一人息子・吟蔵(佐野勇斗)。しかし吟蔵は初対面の時とは打って変わって、何故か理緒には冷たく当たります。実は吟蔵は、理緒達が上湖に住む美緒をずっとほったらかしにしていると思っており、嫌悪感を抱いていたのでした。そんなこととは知る由もない理緒は、吟蔵を見返してやろうとばかり、翌日からそば屋の手伝いを買って出ますが、どうも上手くいきません。最終的にしびれを切らした吟蔵に怒られてしまい、ショックを受けた理緒は自転車で飛び出していってしまうのでした。
 
 しかしその後、山道で転倒してしまい、足をくじいてしまった理緒。一方吟蔵は美緒から、
「私が会いに行っているから、ほったらかしになんてされていない。ついこの間も、一緒にスカイツリーを見てきたの。」
と明かされ、自分の考えがただの取り越し苦労であったことに気がつきます。夜になり、戻ってこない理緒を探しに出た吟蔵は、難なく彼女を発見。理緒を背負って帰りながら、自分の勘違いを謝ります。翌日から、理緒は吟蔵の仲間のナミオ(水石亜飛夢)やさつき(秋田汐梨)達と共に遊ぶようになりますが、理緒の吟蔵への想いを阻むかのように現れたのは、吟蔵の幼馴染み・万里香(古畑星夏)でした・・・。
 
 偶然行くことになった母の故郷で、運命的な出逢いを果たした理緒と吟蔵。「夏休みの間だけ」という終わりが見えている切なすぎる恋に、それぞれに片想いをする別の男女も加わり、甘酸っぱくてドキドキする恋路が紡がれていきます。
 
 また、自分の夢を追いかけるために東京へ行くのか、それとも頼りにしてくれる村のために残るのか。揺れ動きながらも自分の人生を決めるために葛藤する吟蔵の姿も、またグッときます。
 
 ただ同時に、好きな相手が別の異性と仲良くしているだけで嫉妬して、気を引く行動をしてみたりする辺り、やや恋愛模様が幼い印象も受けてしまいます。そういう点では、どちらかというと同じ目線でキュンキュン出来る、中高生向けといえるかも知れません。
 
 展開もかなり強引で、特にラストは思わずツッコみたくなってしまいますが(笑)、それもまた恋愛映画ならではのご愛嬌。王道を描いた高校生の純愛を、是非堪能してみて下さい。
 

【ワンチャン・ポイント】
※古畑星夏さん・・・本作では、吟蔵の幼馴染みの万里香役。最近の映画では「1/11 じゅういちぶんのいち」や「青鬼」、「近キョリ恋愛」や「L -エル-」、そして「一週間フレンズ。」や「東京喰種 トーキョーグール」等に出演していらっしゃる若手の女優さんで、「人狼ゲーム ラヴァーズ」では主演も務めていらっしゃいます。
 
オススメジャンル&オススメ度・・・<デートで観たい>