劇場版コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命 | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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次々に問いかけられる命の尊さと、それ故の人と人との絆。
 
2018年7月27日公開
監督:西浦正記
出演:山下智久・新垣結衣・戸田恵梨香 他
 
【賛否両論チェック】
賛:命の脆さを次々に問うてくる救命救急の現場にあって、その命を救い続ける主人公達の姿を通して、人と人との絆の尊さや大切さを、改めて痛感させられる。
否:どうしても治療のシーンが多く、傷口の描写もリアルなので、苦手な人には向かないかも。予備知識もやはりあった方が良さそう。

 
ラブシーン・・・なし
グロシーン・・・治療シーン等が結構あり
アクションシーン・・・なし
怖シーン・・・なし 
 
 
 人気テレビドラマシリーズの映画化です。救急救命の現場で奮闘する医師達の姿を描きます。主演は山下智久さん。
 
 その日、翔陽大学付属北部病院の面々は、忙しく動き回っていました。緋山美帆子(戸田恵梨香)・藤川一男(浅利陽介)・冴島はるか(比嘉愛未)の3人は、小学生達のドクターヘリの見学に立ち会い、白石恵(新垣結衣)・名取颯馬(有岡大貴)・灰谷俊平(成田凌)・横峯あかり(新木優子)・雪村双葉(馬場ふみか)達は、研修に参加。そして脳外科医の新海広紀(安藤政信)は、ボストン医大と中継を結び、手術のシミュレーションを行っていました。しかしそこへ成田空港から、航空機が緊急着陸し、多数の負傷者が出ているという一報が飛び込んできます。白石達は研修を抜け、ドクターヘリで成田空港へと急行するのでした。
 
 空港では消防による救助活動が進んでいましたが、到着した白石はふと、要救助者達の腕にマジックペンで既にトリアージが行われていることに気がつきます。やがて女性の要救助者を抱えながらタラップから降りてきたのは、トロントから帰国するために偶然乗り合わせていた藍沢耕作(山下智久)その人でした。再会を喜ぶ暇もなく、白石達は容体が悪化した要救助者・富澤(山谷花純)を病院へと搬送します。彼女は無事容体が落ち着きますが、後日富澤はステージ4の末期ガンであることが判明するのでした。
 
 一方最近の藤川はというと、冴島との結婚式に頭を痛めていました。冴島が式に乗り気ではなく、式を1週間後に控えてもなお、ドレスすら決まらずにいたからでした。そんなある日のこと、帰宅しようとしていた横峯と雪村の前に、乱暴な運転の車が突っ込んできます。車から降りてきたのは、なんと頭部に包丁が刺さったままの泥酔した女性と、その娘らしき女性。しかしその2人の姿を見た雪村は、何故か動揺を隠せません。それもそのはず、泥酔した女性は雪村が縁を切った母・沙代(かたせ梨乃)だったからでした。沙代は藍沢達の緊急手術によって、なんとか大事には至りませんでしたが、雪村は沙代との接触を拒絶。一方、容体が安定していた富澤の下へは、婚約者だった岸田(新田真剣佑)が訪れるのでした・・・。
 
 一応冒頭で簡単にこれまでの経緯は説明してくれますが、登場人物も多いので、やはり予備知識はあった方が良さそうです。
 
 まず1番に改めて考えさせられるのは、救急救命の現場で否が応でも次々に突きつけられる、命の儚さです。自分の身を賭してでも救助に当たる姿や、どんな手段を使ってでも要救助者を助ける覚悟、臓器提供に当たっての葛藤等、観ていて胸が締めつけられるようです。個人的には、末期ガンの富澤に戸田恵梨香さん演じる緋山が告げる、
「あなたに残された時間は少ない。でも『今をどう生きるか』なら、選ぶことが出来る。」
という言葉が印象に残りました。
 
 そしてそんな命に寄り添うように描かれる、「大切な人々」の存在も見逃せません。末期ガンの富澤に寄り添う岸田や、疎遠だった母と改めて向き合うこととなる幸村、そして新しく家族になろうとしている藤川と冴島。命と向き合う現場だからこそ紡ぐことの出来る人と人との絆に、思わず目頭が熱くなります。
 
 なかなかテレビドラマを観ていないと感情移入は難しいかも知れませんが、奥深い人間ドラマを是非ご覧になってみて下さい。
 
 
【ワンチャン・ポイント】
※山谷花純さん・・・本作では、末期ガンが判明する搬送患者・富澤役。「手裏剣戦隊ニンニンジャー」で有名になった方で、最近の映画では小島梨里杏さん主演の「人狼ゲーム プリズン・ブレイク」や、稲葉友さん主演の「N.Y.マックスマン」にも出演されています。

 
オススメジャンル&オススメ度・・・<感動したい>