第二警備隊 | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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映画というよりは再現ドラマ・・・?闘い続けた男達の勇姿。
 
2018年6月16日公開
監督:柿崎ゆうじ
出演:筧利夫・出合正幸 他
 
【賛否両論チェック】
賛:身近で起きる嫌がらせ行為と、それに立ち向かう警備会社の人間達の姿を通して、安心して暮らせることの意義を改めて問いかけられるよう。
否:アクション等はほとんどないので、勘違いして観ると悲惨なことになる。説明口調のセリフも異様に多く、映画としては観ていて退屈。
 
ラブシーン・・・なし
グロシーン・・・基本的にはなし
アクションシーン・・・ほんの少しだけあり
怖シーン・・・雰囲気は少しだけ怖いかも
 
 
 監督の実体験を基にした作品です。主人公が営む警備会社の部隊が挑んだ、命懸けの警備を描きます。主演は筧利夫さん。
 
 始まりは、2016年9月10日でした。お墓の前で手を合わせる、主人公・大崎(筧利夫)。その周りには、高城(出合正幸)を始めとする警備会社「システック」の社員達の姿もありました。墓参りを終え、大崎達がその場を後にしようとしたところへ、年老いた1人の女性がやって来ます。彼女に深々と頭を下げる大崎達。彼らの旨には、万感の想いが込み上げているのでした。
 
 話は遡り、1999年1月20日。その日システックの社長室には、ヤンキーと見まがうガラの悪い女性・佐野(竹島由夏)が、面接に来ていました。社員からの紹介とあって、早速面接を始める大崎でしたが、佐野は言葉遣いも態度も反抗的。普通であれば即不採用となってしまうところでしたが、何故か大崎は、
「どうせウチの仕事は、そんじょそこらのお嬢様じゃ務まらない。」
と佐野の元気さを買い、採用してしまうのでした。
 
 そんな大崎の下へ、彼の大学時代の先輩・小泉(芦川誠)から、警備の依頼が舞い込んできます。現在は大恩寺という寺で住職をしているという小泉に、すぐに話を聞きに出向く大崎。小泉によると、寺の受付をしていた女性が、突然やってきた迷彩服の男達からお酒と手紙を渡され、受け取ってしまったとのことで、手紙の内容は、
「境内に街宣車を置かせてほしい。」
とのことでした。よくある恐喝の手口だったため、大崎は受付の女性を連れ、彼らが根城にしている境内横の材木店へ。お酒を置いて帰ろうとしますが、出てきた男は大声で威嚇をしてきます。その上、寺へと戻ってきた大崎達を追ってくるかのように、男達は境内で恫喝を繰り返したため、大崎は110番をしますが、やって来た警官達は何をすることもなく、面倒くさそうにすぐに帰ってしまうのでした。
 
 早速事案を社へと持ち帰り、警備計画を練る大崎。男達の正体は「護国大憂党」という右翼団体のメンバーで、その母体は指定暴力団「真政会」でした。そこで大崎は高城を隊長とする部隊を編成し、名称を「第二警備隊」と命名します。一方、最近体調不良を訴えていた古参の中本(野村宏伸)も、この第二警備隊に加わり、大恩寺の警備に当たることになるのでした。しかし護国大憂党は、材木店の他に境内の樽小屋も買い取っており、敷地内でやりたい放題の嫌がらせを始めます。それにジッと耐えながら警戒を続ける高城達でしたが、やがて嫌がらせは更にエスカレートし、暴行や放火までもが行われるようになっていくのでした・・・。
 
 さすがは実体験を基にしているだけあって、身近なところで行われる傍若無人の嫌がらせの数々や、それに屈することなくひたすら警護対象者を守り続ける主人公達の姿に、思わず考えさせられる部分は多くあります。
 
 しかし映画としては、非常に淡々と出来事だけが描かれていったり、変に説明ゼリフや説教臭いセリフが多かったり、ストーリーのもの凄いところで終わってしまったりと、やや消化不良というか、モヤモヤする感が否めないのもまた然りです。
 
 勿論アクションシーンというわけでもないので、そこはお間違えの無いように。大人向けの静かな人間ドラマといった作品です。
 
 
【ワンチャン・ポイント】
※今回はお休みです。
 
オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>