メイズ・ランナー 最期の迷宮 | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

<ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

観たい映画に迷った時は、このムービーナビをご活用下さい。現在公開中の映画の中から、目的や好みに合わせた映画を探せます。

※「声に出して読みたい映画のセリフ in 2018」 4月8日発売♪

予備知識は必須。走り続けた戦いの、壮絶な結末。
 
2018年6月15日公開
監督:ウェス・ボール
出演:ディラン・オブライエン
カヤ・スコデラーリオ 他
 
【賛否両論チェック】
賛:存亡を賭けた最後の戦いが、シリーズ最大級の規模で描かれていくのに圧倒される。仲間を決して見捨てない「友情」の熱さにも、思わずグッと来る。
否:前作まで知識がないと、話に全くついていけない。急に驚かせるような描写も多いので、苦手な人には不向き。
 
ラブシーン・・・基本的にはなし
グロシーン・・・殺害シーン等あり
アクションシーン・・・メッチャあり
怖シーン・・・急に驚かせるシーンが結構あり
 
 
 巨大迷路に放り出された主人公達の脱出劇を描いた「メイズ・ランナー」の最終章です。レジスタンスとなった主人公達が、失われたはずの都市への侵入に挑みます。主演はディラン・オブライエン。
 
 砂漠化した世界を走る、2台のジープ。1台にはブレンダ(ローサ・サラザール)とホルヘ(ジャンカルロ・エスポジート)、そしてもう1台には主人公・トーマス(ディラン・オブライエン)とヴィンス(バリー・ペッパー)が乗り込んでいました。彼らの狙いは、やがてやって来た1台の列車。その中には、WCKD(ウィケッド)によって捕らえられた若者達が大勢乗せられており、トーマスとは旧知の仲であるミンホ(キー・ホン・リー)の姿もありました。ブレンダ達が列車の運転席を攻撃している間に、トーマスとヴィンスは列車の最後尾から飛び乗ることに成功。すぐにやって来たWCKDの戦闘ヘリをブレンダ達が引きつけ、トーマスとヴィンスは列車の後ろ5両を切り離します。列車は緊急停止し、WCKDとの間で銃撃戦となる中、周囲に潜んでいたニュート(トーマス・ブロディ=サングスター)達の援護を受けながら、トーマスはミンホのいるであろう車両を特定。一方のブレンダとホルヘは、ヘリを渓谷へとおびき寄せ、投降する素振りを見せるのでした。そして降りてきたヘリを、隠れていたフライパン(デクスター・ダーデン)達が乗っ取ります。その後彼らは奪ったヘリを使い、トーマス達が死守していた車両を吊り上げて奪い去ることに成功しますが、残念ながらホルヘはジャンソン(エイダン・ギレン)によって別の車両へと移されており、中にはいませんでした。
 
 ミンホはそのまま、失われたと思われていた大都市「ラスト・シティ」へと連行されると、その一角にあるWCKDの研究施設で、人類を凶暴化させて死に追いやる「フレア・ウィルス」に対する血清を作り出すために、延々と悪夢を見せられ続けます。その実験を主導していたのは、かつてトーマス達を巨大迷路に閉じ込めていたエヴァ・ペイジ(パトリシア・クラークソン)や、トーマス達のかつての仲間・テレサ(カヤ・スコデラーリオ)。彼女達が研究を急ぐ背景には、フレア・ウィルスの脅威がすぐそこまで迫っていることにありました。巨大な壁に囲まれたラスト・シティでは、感染こそ広まっていませんでしたが、それでもその安寧がいつまで続くか、市民の間では懐疑的な見方が広まっており、テレサには血清の開発が急務と迫られているのでした。一方のジャンソンは、ミンホと同じように抗体を持ちながら逃亡を続けるトーマスの発見に、躍起になっていました。
 
 時を同じくしてトーマス達も、ホルヘの情報によって、ミンホが連れていかれたラスト・シティの存在を知ります。トーマスは当然助けに行くことを主張しますが、既に大勢の逃亡者を抱えているヴィンスは反対したため、トーマスは夜中に1人で抜け出そうとするのでした。しかし、そんな彼を表で待っていたのは、彼の気持ちを知っているニュートとフライパン。こうして3人はラスト・シティへと向かいますが、途中で通りがかったトンネル内で、凶暴化した感染者「クランク」に囲まれてしまいます。車も大破し、絶体絶命の危機に陥ってしまうトーマス達でしたが、そんな彼らを救ったのは、3人の行動を知って駆けつけてきた、ホルヘとブレンダでした。こうして5人になった彼らは、ミンホを助けるべくラスト・シティへと向かうのでしたが・・・。
 
 冒頭で前作までの説明なんかは全くしてくれないのに、関連あるワードや人物が沢山出てくるので、前2作の知識は必要不可欠です。以前観た人も、もう1度復習しておいた方がイイかも知れません(笑)。さすが最終章だけあって、これまで以上に大きなスケールでアクションが描かれ、主人公達の人間としての尊厳と、人類の存亡を賭けた戦いの全貌に、観ていてハラハラさせられます。
 
 そしてそんな中でも際立つのは、「友情の持つ強さ」に他なりません。共に巨大迷路から脱出した無二の親友を救い出すために、自らの危険を省みずに飛び込んでいく主人公達の姿には、思わず胸が熱くなりますね。
 
 ゾンビ映画のように急に驚かせるシーンがあったりするので、苦手な人には向きませんが、ハラハラドキドキの最終章を是非ご覧になってみて下さい。
 
 
【ワンチャン・ポイント】
※ディラン・オブライエン・・・本作の主演です。最近の映画では、実際に起きた油田爆発事故を描いた「バーニング・オーシャン」にも出演されているほか、テロ事件によって恋人を殺された主人公が、復讐のためにCIAへと加わるアクション映画「アメリカン・アサシン」でも主演を務めていらっしゃいます。
 
オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>