ラブ×ドック | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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共感出来る人は多いはず。苦くて切ない、大人のラブコメディ。
 
2018年5月11日公開
監督:鈴木おさむ
出演:吉田羊・野村周平・大久保佳代子 他
 
【賛否両論チェック】
賛:大人なヒロインが恋愛の失敗を繰り返しながら、次第に大切なものに気づいていく様が、切なくも魅力的に映る。超豪華なキャストや、コミカルな演出にも要注目。
否:悪く言うと、恋愛の失敗を淡々と見せられているだけの内容なので、惹かれないと退屈してしまうこと必至。
 
ラブシーン・・・ほんの少しだけあり
グロシーン・・・なし
アクションシーン・・・なし
怖シーン・・・なし
 
 
 鈴木おさむさん監督作品。恋に悩むアラフォー女性と、遺伝子で運命の恋が分かるという診療所「ラブ×ドック」にまつわるコメディです。主演は吉田羊さん。
 
 物語の主人公は、巣鴨でスイーツ店「trad」を営む郷田飛鳥(吉田羊)、現在40歳。ある日のこと、飛鳥は店員の花田星矢(野村周平)・25歳から、
「試作中の新しいスイーツに黒糖を入れたらどうか?」
と、アドバイスをもらいます。過剰なまでに積極的にスキンシップをとってくる星矢に対し、飛鳥は内心胸の高鳴りを覚えつつも、
「あの注射を打ったから大丈夫・・・」
と、意味ありげなことを思い出すのでした。
 
 時は遡り、飛鳥が36歳の時のこと。飛鳥は当時、人気のスイーツ店で修行中の身でした。店のオーナー・淡井淳治(吉田鋼太郎)からは、
「この中の誰かに、次に出店する店を任せようと思っている。」
と言われており、飛鳥は俄然張り切っていました。そんなある日の夜、半分わざと残って試作をしていた飛鳥は、淡井から、
「次の店は、ほぼほぼ君で行こうと思ってる。」
という言葉をもらいますが、同時に彼女への恋心も告白されてしまいます。淡井には奥さんがいましたが、ついついときめいてしまった飛鳥は、淡井と付き合うことに。
 
 そんな折、彼女はインターネット広告で、遺伝子による恋愛治療をしている「ラブ×ドック」なるものの存在を知り、胡散臭いと思いながらも行ってみることにします。現れた院長の冬木玲子(広末涼子)は、見た目こそ30代半ばでしたが、実は65歳だとのこと。若く見える理由はズバリ、
「恋をしているから。」
だそうで、飛鳥は早速遺伝子診断をしてもらうことにするのでした。淡井との恋愛に対しては、飛鳥の親友でグルメブロガーの細谷千種(大久保佳代子)にも
「不倫は幸せにはなれない!!」
と忠告されますが、その後も飛鳥は淡井との交際を続け、温泉旅行にも行くようになります。しかし、そんな日々も長くは続きませんでした。全ては淡井の妻の知るところとなっており、やがて淡井に呼び出された飛鳥は、
「店を辞めて、別れてほしい。」
と言われてしまうのでした・・・。
 
 ここまで恋愛ベタなヒロインが獅子奮迅の活躍を見せる辺り、さすが「ハンサム★スーツ」脚本の鈴木おさむさんですね(笑)。
 
 才能があって成功はしていくものの、恋愛は失敗続きのヒロインが、ラブ×ドックの助けも借りながら、次第に本当に大切なものを見つめ直していく姿が、痛快でもあり切なくもあります。
「人生に無駄な恋なんてない!!」
は、実に名言だと思います。
 
 ただただ他人の恋を見せられている感もありますが、第三者による解説や実況中継等の遊び心も満載ですし、何といっても豪華すぎるキャストにも驚かされます。
 
 今恋愛で上手くいっていない人、自分に自信が持てない人ほど、思わず共感してしまう。そんなステキなコメディですので、是非チェックしてみて下さい。
 
 
【ワンチャン・ポイント】
※成田凌さん・・・本作では「ラブ×ドック」の助手・“ミッキー”こと桜木美木役。最近の映画では、竹内結子さんと橋本愛さん主演のホラー「残穢 ~住んではいけない部屋~」や、Acid Black Cherryの世界観を映画化した広瀬アリスさん主演の「L -エル-」、GReeeeNの名曲誕生秘話を描いた松坂桃李さん主演の「キセキ -あの日のソビト-」等に出演されています。7月公開の「劇場版コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命」にも出演していらっしゃるそうなので、そちらにも注目です。
 
オススメジャンル&オススメ度・・・<デートで観たい>