ランペイジ 巨獣大乱闘 | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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人と動物の絆も注目。無心で楽しめる怒涛のアクション!!

 

2018年5月18日公開
監督:ブラッド・ペイトン
出演:ドウェイン・ジョンソン
ナオミ・ハリス 他

 

【賛否両論チェック】
賛:破壊の限りを尽くす巨獣達のスケールに、観ていて圧倒される。主人公と動物との意外な絆に、思わず心温まるのも魅力。
否:そもそもの設定はかなり荒唐無稽で、ツッコミ出すとキリがない。CG感満載のアクションも、好き嫌いは分かれそう。

 

ラブシーン・・・ほんの少しだけあり
グロシーン・・・殺害シーン多数あり
アクションシーン・・・メッチャあり
怖シーン・・・雰囲気は少し怖いかも

 

 

 アーケードゲームの実写映画化です。実験の失敗によって巨大化した動物達が、街を狭しと大暴れします。主演はドウェイン・ジョンソン。

 

 1993年、ゲノム操作によって「クリスパー」という新薬が開発されました。しかしこの新薬は軍事利用されることを危惧され、1996年に政府によって禁止されたはずでした。そして時代は流れ、現在。発端は崩壊間近の宇宙ステーション「アテナ1」でした。船内は壊滅的な被害を受けており、唯一生き残っていた研究者のアトキンス(マーリー・シェルトン)は、必死に脱出を図りますが、ポッドのドアがロックされており、開きません。すると地球から、
「“サンプル”を回収すれば開ける。」
との、非情な指示が出されるのでした。仕方なく後戻りし、指示されたサンプルをいくつか回収するアトキンスでしたが、その最中、巨大化・凶暴化した実験用マウスに襲われてしまいます。その攻撃をなんとか逃れ、アトキンスはポッドで脱出することに成功。しかしその直後、マウスによって傷つけられたポッドの船体が耐え切れず、ポッドは無情にも爆発してしまうのでした。

 

 ところ変わって、アメリカ・サンディエゴにある動物保護区。類人猿の研究者であるデイビス・オコイエ(ドウェイン・ジョンソン)は、若手の研究者達を連れ、生息しているゴリラ達の下へと案内しているところでした。ゴリラ達の中には、丁度新しくオスのゴリラが加わったところで、彼はやや殺気立っている様子。ところが、そんなゴリラをデイビスが落ち着かせていると、研究者達の背後からひと際大きな灰色のゴリラが姿を現します。デイビスは研究者達に、
「動くな。」
と警告しますが、恐れをなした研究者の1人が逃げようとし、ゴリラに吹っ飛ばされてしまいます。すぐに割って入るデイビスでしたが、何故か慌てた様子はありません。それもそのはず、灰色のゴリラ“ジョージ”は、デイビスと手話で意思の疎通が出来るほど知能が高く、ただふざけただけだったのでした。やがてその日の業務を終え、帰宅するデイビス達。その夜、動物保護区を始めとする国立公園に、アトキンスのポッドの残骸が落下します。そしてその残骸を嗅ぎ回ろうとしたオオカミとクロコダイル、そしてジョージが、残骸から発生していた排気を吸ってしまうのでした。

 

 翌朝、一報を聞いて駆けつけたデイビス。それは、ジョージがクマのエリアへと侵入し、ハイイログマの首を折って殺害したというものでした。デイビスによってジョージはすぐに発見されますが、その顔は怯え切った様子でした。しかしそれ以上に問題だったのは、彼の身体が2倍の大きさに成長していたこと。その後デイビスは、落下したカプセルらしきものを回収しますが、その周囲では仲間に食い殺されたであろうオオカミの群れの死骸が、大量に転がっているのでした。するとそこへ、事件を知った謎の女性、ケイト・コールドウェル(ナオミ・ハリス)が訪ねてきます。彼女は「エナジン社」の元研究員。実はエナジン社は、禁止されていたクリスパーの研究を、密かにアテナ1で行っていたのでした。会社を牛耳っているのは、クレア・ワイデン(マリン・アッカーマン)とブレット・ワイデン(ジェイク・レイシー)という姉弟のCEO。アテナ1の事件を知ったクレアは、買収したバーク(ジョー・マンガニエロ)率いる傭兵達に、落下したポッドの残骸の回収を指示します。一方、デイビスがケイトから事情を聞いている間にも、ジョージの巨大化・凶暴化は止まらず、とうとう入れていた檻を破って逃亡してしまうのでした・・・。

 

 どんどん巨大化し、凶暴になっていく野生動物。しかもそれが3体も同時に大暴れするとあって、そのド迫力たるや想像に難くありません。シカゴの街を舞台に、ビルを壊したり戦車を壊したり、そして動物達同士でも戦い合うその様子は、さながら遺伝子科学の進歩に警鐘を鳴らすよう・・・といえば大袈裟ですが(笑)、それだけ圧倒される感があります。

 

 そんな中にあって、主人公のデイビスとゴリラのジョージの友情はどこか微笑ましく、またどこか清々しさも感じさせてくれます。実験の失敗で動物が巨獣化してしまうことが、人間と動物の関係性の悲しい部分だとすれば、2人の絆は明るい部分を見せてくれているようですね。

 

 アクション自体はCG感が満載ですし、ストーリーも冷静に考えるとツッコミどころが多々ありますが、とにかく無心で楽しみたい、そんな作品といえそうです。

 

 

【ワンチャン・ポイント】
※ジェフリー・ディーン・モーガン・・・本作では、ジョージを捕らえるラッセル捜査官役。最近の映画では、メキシコ移民が謎のハンターに狙われる様を描いた「ノー・エスケープ 自由への国境」で、移民を射殺して楽しむ狂気の男を演じていらっしゃいますが、他にもサスペンスの「タイム・トゥ・ラン」や、西部劇の「悪党に粛清を」等にも出演されています。

 

オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>