パシフィック・リム アップライジング | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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受け継がれる戦い。やりすぎなまでのド迫力アクション!!
 
2018年4月13日公開
監督:スティーブン・S・デナイト
出演:ジョン・ボイエガ
スコット・イーストウッド 他
 
【賛否両論チェック】
賛:予備知識は最悪なくても大丈夫そう。自分の人生から目を背けていた主人公が、若き新米パイロット達との出逢いを通して、次第に勇ましく変わっていく様がカッコイイ。ド迫力のアクションも魅力。
否:フルCGによるイェーガーと怪獣の戦いは、一歩間違えると荒唐無稽感が満載で、好き嫌いが分かれそうなところ。ストーリーもかなり無理があるか。
 
ラブシーン・・・なし
グロシーン・・・かなりあり
アクションシーン・・・メッチャあり
怖シーン・・・急に驚かせるシーンがあり
 
 
 突如現れた怪獣達に、巨大ロボットで立ち向かう人類の戦いを描いた「パシフィック・リム」。その続編です。主演はジョン・ボイエガ。
 
 かつて地球は、太平洋の海底に出来た裂け目を通って異世界から現れた「KAIJU」達によって、蹂躙されました。その際人類は、2人乗りのロボット「イェーガー」で対抗。多大な犠牲を払いながらも、最後は司令長官のスタッカー(イドリス・エルバ)自らが犠牲となって裂け目を閉じ、人類は勝利したのでした。
 
 それから10年の歳月が流れた現在。地球は目覚ましい復興を遂げていく一方で、復興が進まない地域はスラムと化し、世界は二極化が進んでいました。主人公のジェイク(ジョン・ボイエガ)は、あのスタッカーの息子でありながらも、彼もまたスラムで日々を生き延びているのでした。そんなある日の夜、彼はギャング達を環太平洋防衛軍のイェーガー廃棄所へと案内し、イェーガーのパーツを盗もうとしていました。しかし、狙った動力コアの蓄電池は誰かに盗まれた直後で、怒ったギャングによってジェイクは殺されそうになってしまいます。しかしジェイクは、隙を突いて上手く逃げ出し、遂にはギャングを振り切ると同時に、蓄電池を盗んだ人影がバイクに乗り込み、警備の追手を振り切る姿を目撃するのでした。
 
 蓄電池の信号を頼りに、人影が入っていった建物を突き止めるジェイクでしたが、そこにあったのは非合法で小さいながらも立派なイェーガーでした。彼が、背後から襲いかかろうとしてきた人影を取り押さえてみると、その正体は独り身の少女・アマーラ(カイリー・スパイニー)。彼女が1人でイェーガーを造ったことに驚きを隠せないジェイクでしたが、あいにく彼は当局に後をつけられており、すぐに追手がやって来てしまいます。仕方なく2人は、アマーラのイェーガー「スクラッパー」に乗り込み、逃走を図りますが、そこへ防衛軍の巨大なイェーガーが立ちふさがります。スクラッパーも巧みな攻撃で奮闘しますが、最終的にはダウンし、2人は捕まってしまうのでした。
 
 その後留置所へ入れられたジェイクに対し、防衛軍の上層部にいる腹違いの姉・森マコ(菊地凛子)が、助け舟を出してきます。実はジェイクは退役した身で、元は優秀なイェーガーのパイロットでした。ジェイクは、パイロットの訓練施設で教官として勤めることを条件に釈放され、その腕を買われたアマーラと共に訓練基地へと向かいます。そこで待っていたのは、ジェイクのかつての戦友・ネイト(スコット・イーストウッド)や、血気盛んな訓練兵の少年少女達。しかし時を同じくして、防衛軍では中国・シャオ産業による無人機の配備が検討されており、パイロットはその存在意義を問われる立場にもなっていました。こうして迎えた、無人機の導入を検討する評議会当日。会場となったシドニーにはシャオ産業のトップ・リーウェン(ジン・ティエン)も到着しますが、丁度その時、川面から突如謎のイェーガーが出現し、会場へと攻撃を開始します。イェーガー「ジプシー・アベンジャー」で警備に来ていたジェイクとネイトも応援し、果敢に戦いますが、激闘の末に倒されてしまい、ヘリでその場に居合わせたマコも、ジェイクの目の前で撃墜されてしまうのでした・・・。
 
 一応冒頭で前作のあらすじは説明してくれるので、予備知識がなくても大丈夫そうです。
 
 偉大な司令官を父に持ちながら、すさんだ生活を送り続ける青年・ジェイク。そんな彼が孤独な少女・アマーラと出逢ったのがきっかけとなり、再びイェーガーのパイロットとして仲間を鼓舞するまでに変わっていく姿は、観ていて清々しいです。ジェイクがアマーラに告げる、
「自分が何者か、決めるのは自分自身だ。」
というセリフが印象的です。
 
 ただ前作と比べると、アクションはよりスケールアップしているものの、ただでさえ荒唐無稽だったストーリーにもさらに拍車がかかり、もはや無茶苦茶な内容になってきた感は否めません(笑)。その辺りを気にせず観られるかどうかが、カギになりそうです。
 
 何も考えずに、痛快なアクションでストレス発散したい、そんな時にはオススメの作品です。
 
 
【ワンチャン・ポイント】
※ジン・ティエン・・・本作では、シャオ産業のトップであるリーウェン役。最近の映画では、「キングコング 髑髏島の巨神」での教授の助手役や、「グレートウォール」でのヒロイン役が有名なところです。
 
オススメジャンル&オススメ度・・・<ストレス発散したい>