ちはやふる -結び- | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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知識は必須。眩しすぎるほどに真っ直ぐな、青春物語!!
 
2018年3月17日公開
監督:小泉徳宏
出演:広瀬すず・野村周平・新田真剣佑 他
 
【賛否両論チェック】
賛:競技かるたに対する情熱はもちろんのこと、恋愛や進学等、高校生ならではの青春ドラマが色濃く描かれ、胸が熱くなる。豪華若手俳優陣にも注目。
否:前作までの知識は必須。競技かるた特有の緊迫感があるので、ある程度ルールを知っていないと面白くないかも。
 
ラブシーン・・・なし
グロシーン・・・なし
アクションシーン・・・なし
怖シーン・・・なし
 
 
 人気コミックの実写映画化、その完結編です。競技かるたに情熱を燃やす高校生達を描きます。主演は広瀬すずさん。
 
 物語は、主人公・綾瀬千早(広瀬すず)の2年生の夏、近江神宮で行われた名人・クイーン戦の決勝戦から始まります。クイーン戦の対局は、史上最年少クイーンの若宮詩暢(松岡茉優)と、準決勝で千早を破った我妻伊織(清原果耶)でしたが、結果は若宮の完勝でした。一方の名人戦はというと、絶対王者として君臨する大学生・周防久志(賀来賢人)と、千早達の恩師である原田(國村隼)の顔合わせとなりましたが、こちらも周防の完全勝利。中でも周防の強さは圧倒的で、決まり字の直前の僅かな音を聞き分け、札をはじくことなく取ってしまうその強さに、原田はがく然とするのでした。
 
 試合後、千早は若宮に声をかけますが、若宮はそっけなく帰ってしまいます。同じ頃、周防は記者達に囲まれて取材を受けていましたが、その口から出るのはボソボソとした感想ばかりで、彼はその場で今年限りの引退を表明してしまうのでした。しかしそこへ、千早の幼馴染みでもある綿谷新(新田真剣佑)が、
「原田先生の仇をとるのは俺や。」
と声をかけます。すると周防は、
「じゃあもう1年・・・おまけってことで。」
と、引退を撤回するのでした。その後、競技場に残っていた千早の下へとやって来た新は、
「好きや・・・千早。」
と、突然の告白を残していきます。当然千早は動揺。その姿を、チームメイトの真島太一(野村周平)や大江奏(上白石萌音)も目撃してしまうのでした。
 
 迎えた翌年の春。新入生に向けた部活動勧誘のシーズンでしたが、この年の「瑞沢かるた部」は必死でした。何故なら1年前、千早達が本気の競技かるたを披露したために、新入生たちが引いてしまい、新入部員はゼロ。このままこの年も新入部員が入らないと、翌年には廃部になってしまうからなのでした。そのため西田優征(矢本悠馬)や駒野勉(森永悠希)を中心に、作戦を練ったかるた部。体育館での部活動紹介では、ビジュアルに定評のある千早と太一を全面に出し、部活動見学では本気を出さずに優雅に実演して見せる・・・という作戦だったのですが、見学者の中に、競技かるた経験者で人一倍プライドが高い新入生・筑波秋博(佐野勇斗)がいたから、さあ大変。千早が負けじと本気を出してしまい、新入生達はドン引き。結局新入部員は、ひねくれものの筑波と、太一目当てで入った初心者・花野菫(優希美青)だけという有り様になってしまうのでした・・・。
 
 特に前作までの説明はしてくれないので、予備知識は必須なほか、競技かるたや百人一首についても多少知っていないと、試合の緊迫感は伝わりにくいかと思います。
 
 そして今回は前作以上に、主人公達の純粋すぎる恋愛模様や、避けては通れない進路という問題が描かれ、高校生である彼ら彼女達の熱すぎるくらいに真っ直ぐな青春に、心揺さぶられます。顧問の宮内先生が語る、
「チャンスのドアには、ドアノブがついていない。自分からは開けられない。誰かが開けてくれた時に、迷わず飛び込んでいけるかどうか。」
という言葉や、名人の周防が太一にかける、
「本当に強い人間は、周りをもこそ強くする。」
という言葉が、非常に印象に残りました。
 
 今をときめく若手俳優陣も集結している本作を、是非チェックしてみて下さい。
 
 
【ワンチャン・ポイント】
※清原果耶さん・・・本作では、新を慕う我妻伊織役。最近の映画では、何といっても神木隆之介さん主演で映画化された「3月のライオン」での、和菓子屋3姉妹の次女役が有名なほか、「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」では小松菜奈さんの中学生時代を、「ユリゴコロ」では吉高由里子さんの中学生時代を演じていらっしゃいます。
 
オススメジャンル&オススメ度・・・<感動したい>