トゥームレイダー ファースト・ミッション | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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ツッコミどころは数あれど・・・。痛快な謎解きとアクションの新章スタート!!

 
2018年3月21日公開
監督:ローアル・ユートハウグ
出演:アリシア・ビカンダー
ドミニク・ウェスト 他
 
【賛否両論チェック】
賛:父の面影を探すヒロインが、幾多の困難を乗り越えていくうちに、次第にたくましく成長していく様子が痛快。謎解きも大いに楽しめる。
否:日本文化に対するツッコミどころは非常に多いほか、主人公達がギリギリのところで上手く助かっていく辺りは、お約束のご都合主義感がかなりある。グロシーン等もあり。
 
ラブシーン・・・なし
グロシーン・・・殺害シーン多数あり
アクションシーン・・・メッチャあり
怖シーン・・・急に驚かせるシーンがあり
 
 
 かつて映画化もされた人気ゲーム作品の、再映画化です。主演はアリシア・ビカンダー。
 
 始まりは2009年5月17日、リチャードの録音でした。彼の研究によると、古代日本には“ヒミコ”という女王がおり、呪術によって人々を支配していたとのこと。彼女は触れるだけで人を死に追いやることが出来ると恐れられていましたが、家臣達の反乱によって、その身は絶海の孤島に封印されたと伝えられているのでした。
 
 時は流れ、現代。主人公のララ・クロフト(アリシア・ビカンダー)は、ジムで格闘技にいそしんでいました。しかし試合には負けてしまい、ジムの利用費も滞納気味で、彼女は資産家の令嬢であるにも関わらず、金欠に苦しんでいるのでした。そんな彼女は、メッセンジャーの同僚から誘われ、賞金がかかった無許可の自転車レースに参加することになります。彼女は追われる”キツネ”役で、総勢30人の“猟犬”役から逃げ切ることが出来れば、賞金を独り占め出来るというものでした。ララは途中でトラックに飛び乗り、上手く追っ手を巻きますが、その最中、街を歩くビジネスマンの姿に父親の面影を重ねてしまい、気をとられてしまいます。すると次の瞬間、彼女の自転車はパトカーと衝突。他の参加者達は、慌てて逃げていくのでした。
 
 幸いララは軽傷で、警察署で事情聴取をされた後、1人の女性が身柄を引き受けにやって来ます。実はララの父親は、大企業「クラフト社」の社長だったリチャード・クロフト(ドミニク・ウェスト)で、彼の側近だったアナ・ミラー(クリスティン・スコット・トーマス)が迎えに来たのでした。肝心のリチャードは7年前に行方不明となっていましたが、ララは未だにその事実を受け入れられず、反発していました。それでもララはアナに説得され、後日クロフト社へ。その場で顧問弁護士(デレク・ジャコビ)に、リチャードの死亡認定証へサインするように促されます。ララがためらっている間に、弁護士がカバンから取り出したのは、リチャードの死後渡すようにと言われていたという、日本製のからくり箱。死亡認定証にサインをすることが出来ず、からくり箱をいじり始めたララは、からくりをすぐに解いてしまいます。その中には何かのカギと共に、
「終わりの場所の、最初のレターだ。」
という、謎めいたメモが入っていましたが、弁護士は
「手紙は何も預かっていない。」
と、首をかしげるばかり。しかしやがてピンと来たララは、サインをする前にその場を飛び出し、実家へと向かうのでした。
 
 実家の裏庭にある墓所へとやって来たララは、リチャードが埋葬される予定の墓の、最初のレター(文字)である「R」の部分を押してみます。すると鍵穴が現れ、箱に入っていたカギを差し込むと、地下室へと続く扉が姿を現すのでした。恐る恐る中へと踏み込み、そこにあったビデオテープを再生したララ。そこには、“トレジャーハンター”という別の顔を持っていた父・リチャードからのメッセージが残されていたのでした・・・。
 
 まずは何といっても日本人から観た時に、一連の卑弥呼のくだりだったり、船の名前だったり(笑)、ツッコミどころを挙げればキリがない訳ですが、それを語るのは野暮というものですね。
 
 行方不明となっていた父の本当の目的を知り、冒険へと繰り出したヒロイン。そんな彼女が迫り来る様々な仕掛けや強敵に苦しみながらも、抜群の身体能力でそれを凌駕し、成長していく姿は、清々しいまでに痛快です。トレジャーハンティング特有の謎解きも、童心に帰ったようで、観ていてワクワクドキドキさせられます。
 
 ストーリーはメチャクチャ強引で、展開もかなりのご都合主義ですが、そういった細かいことは抜きにして楽しめる、そんなアドベンチャーです。
 
 
【ワンチャン・ポイント】
※アリシア・ビカンダー・・・本作の主演。今まさに新進気鋭の女優さんで、最近の映画では「コードネームU.N.C.L.E.」「エクス・マキナ」「ジェイソン・ボーン」「リリーのすべて」「光をくれた人」等々、様々な作品でヒロイン役を務めていらっしゃいます。今後もその活躍に期待大ですね。
 
オススメジャンル&オススメ度・・・<ストレス発散したい>