文豪ストレイドッグス DEAD APPLE | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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基本的にはファン向け。壮絶な戦いを経て、辿り着いた景色とは。

 

2018年3月3日公開
監督:五十嵐卓哉
出演(声):上村祐翔・宮野真守・諸星すみれ 他


【賛否両論チェック】
賛:自身の能力と戦わざるをえなくなった主人公達が、その困難をどう乗り越えていくか、ハラハラさせられること必至。太宰治達の頭脳戦にも注目。
否:予備知識がないと、よく分からないまま終わってしまうかも。世界観の好き嫌いも分かれそう。

 

ラブシーン・・・なし
グロシーン・・・殺害シーン等多数あり
アクションシーン・・・メッチャあり
怖シーン・・・雰囲気は結構怖いかも

 

 

 人気アニメの映画版です。文豪と同じ名前で、その特徴を持つ“異能力”を使う登場人物達が、争いを繰り広げます。

 

 始まりは6年前に遡ります。ヨコハマ裏社会で最大規模の争いとなった「龍頭抗争」。その最中、ポートマフィアの構成員でありながら、「人を殺さない」という信念を持つ織田作之助(声:諏訪部順一)は、両親の遺体の傍らで泣き叫ぶ赤ん坊を保護します。そんな作之助を尻目に、同じくポートマフィアの構成員だった太宰治(声:宮野真守)と中原中也(声:谷山紀章)は、数で勝る敵の攻撃をもろともせず、すぐに壊滅させると、敵の首領の下へ。するとそこには、札束とダイヤモンドを燃やし続ける、澁澤龍彦(声:中井和哉)の姿があるのでした。

 

 その後時は流れ、現在。太宰はポートマフィアを抜け、福沢諭吉(声:小山力也)が社長を務める「武装探偵社」の一員となっていました。社員のほとんどが何らかの“異能力”を持つ、この武装探偵社。主人公・中島敦(声:上村祐翔)もその1人でした。その日、敦は墓参り(?)中の太宰を、
「大事な会議がある。」
と迎えに来ますが、太宰はこれをパスして、どこかへと行ってしまいます。

 

 仕方なく太宰抜きで始まった会議でしたが、そこで国木田独歩(声:細谷佳正)が告げたのは、内務省異能特務課からもたらされたという、世界規模の事件でした。その概要は、突如街に霧が発生し、数分で消失。その後、異能力者が自身の異能力によって死んでいるのが発見されるというもので、既に世界各地で128ヶ所、犠牲者は500人を越えているとのことでした。この事件の首謀者と目されているのが、あの澁澤龍彦で、どうやら彼は現在ヨコハマに潜伏している模様とのこと。異能特務課からの依頼を受けた福沢は、澁澤の確保を厳命するのでした。

 

 その日の夜、太宰の姿はとあるバーにありました。そこは、かつて彼がまだポートマフィアだった頃、作之助と足しげく通っていたところでした。やがて太宰は、口の中に何かを忍ばせると、ナイフが刺さったリンゴを置いて立ち去ります。時を同じくして、異能特務課の捜査員と落ち合う予定だった、国木田と谷崎潤一郎(声:豊永利行)。ところが指定の場所へ着いてみると、そこでは既に捜査員が事切れており、傍らにはナイフが刺さったリンゴが残されているのでした。同じ頃、敦は孤児だった頃の悪夢を見ていました。しかし夢から目覚めてみると、外では例の霧が発生し、街から人の気配がなくなっているのでした。慌てた敦は泉鏡花(声:諸星すみれ)と共に、武装探偵社を目指すのでしたが・・・。

 

 映画単体でもギリギリ楽しめそうですが、やはり何らかの予備知識は必要かと。

 

 持ち主と異能力を切り離し戦わせるという霧に対し、中島敦や泉鏡花、芥川龍之介らがどんな奮闘ぶりを見せるのか、その辺りにハラハラさせられます。その中で国木田が告げる、
「勝てるかどうかではない。戦う意志があるかどうかだ。」
という言葉が、非常にカッコイイです。

 

 また、そんな霧を放った澁澤龍彦と、何故か彼に組みした太宰治、そしてその本性が読めない魔人・フョードルと、三者三様の騙し合いからも、目が離せないところです。

 

 とは言うものの、世界観の好き嫌いも含めて、やはりファン向けの作品であることは否めなさそうですね。

 

 

【ワンチャン・ポイント】
※今回はお休みです。

 

オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>