ブラックパンサー | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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真の王の姿とは。国と世界を懸けた決死の闘い!!
 
2018年3月1日公開
監督:ライアン・クーグラー
出演:チャドウィック・ボーズマン
マイケル・B・ジョーダン 他
 
【賛否両論チェック】
賛:予備知識は最悪無くても大丈夫。王のあるべき姿に苦悩する若き主人公が、困難を乗り越えて雄々しく成長していく姿が印象的。アクションも勿論圧巻。
否:世界観からして、荒唐無稽感がありすぎる。ツッコミどころも多々あるほか、グロシーンも思ったよりあり。
 
ラブシーン・・・ほんの少しだけあり
グロシーン・・・殺害シーンがかなりあり
アクションシーン・・・メッチャあり
怖シーン・・・雰囲気は少し怖いかも
 
 
 マーベルシリーズの最新作です。王国の長でありヒーローでもある、異色の存在「ブラックパンサー」を描きます。
 
 始まりは1992年、カリフォルニア州オークランドでした。アパートの一室で、手下と犯罪計画を練っている男・ウンジョブ(スターリング・K・ブラウン)。ところがその時、玄関をノックする音が聞こえます。やって来たのは、槍を持った2人の女性。そして次の瞬間、ウンジョブの目の前にブラックパンサーが姿を現します。しかし何故かウンジョブは、眉ひとつ動かしません。それもそのはず、ブラックパンサーの正体は、アフリカの小国・ワカンダの国王であるティ・チャカ(ジョン・カニ)。そしてウンジョブは、その実の兄弟でした。本来アメリカへスパイとして送られていたウンジョブでしたが、反旗を翻したため、国王自ら彼を連行しに来たのでした。ところがウンジョブは銃を取ったため、ティ・チャカはやむなくウンジョブを殺害、外で遊んでいた彼の幼い息子を残し、ティ・チャカ達は撤収してしまうのでした。
 
 そして時は流れ、現在。ブラックパンサーの役目は、ティ・チャカの息子であるティ・チャラ(チャドウィック・ボーズマン)へと受け継がれていました(※「キャプテン・アメリカ シビル・ウォー」参照)。その夜彼は、国王の死を知らせるために、今まさに任務の真っ只中にいる同門のスパイ・ナキア(ルピタ・ニョンゴ)を迎えに行くところでした。アフリカの人身売買組織に捕らわれた女性達を助けるため、自らもその中に紛れ込み、トラックで運ばれているナキアに対し、ティ・チャラは最新鋭の航空機で密かに接近し、ブラックパンサーのスーツを着て飛び降ります。その後、武装した組織を一気に制圧したティ・チャラは、ナキアを連れ、部下のオコエ(ダナイ・グリラ)と共にワカンダへと帰還。そこは世界からは発展途上の農業国だと思われていましたが、山あいの一角がホログラムになっており、そこを潜ると景色が一変、その正体は最強の鉱石・ヴィブラニウムによって造られた、最先端の科学技術大国だったのでした。
 
 到着したティ・チャラは、すぐに次の王位に就く準備を始めます。迎えた「挑戦の日」。元々5つの部族に分かれていたワカンダは、この日だけは他の部族の人間が、王位を賭けて挑戦することが許されていましたが、現在はほとんど形だけの儀式となっていました。今回も4つの部族が挑戦を放棄しますが、そこへ現れたのは山間部に暮らす好戦部族のジャバリー族。その長・エムバク(ウィンストン・デューク)が、ティ・チャラに挑戦を申し込んだのでした。両者一歩も譲らぬ命懸けの闘いとなりますが、結果は辛くもティ・チャラの勝利。かくしてティ・チャラは、正式にワカンダの新しい国王として迎えられるのでした。
 
 一方その頃イギリスでは、博物館から展示されていた斧が強奪されるという事件が発生します。実はその斧は、かつてワカンダから奪われたもので、その中身はヴィブラニウム製。強奪した一味のボスは、ワカンダと怨恨の深い武器商人のユリシーズ・クロウ(アンディ・サーキス)とあって、ティ・チャラは早速クロウ拘束へと動き出すのでしたが・・・。
 
 次の「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」へと繋がる作品なので、勿論マーベルの予備知識は有った方がイイですが、最悪この作品単体でも楽しめそうです。
 
 父の死により、紆余曲折を経て王位を継承した主人公が、過去から降りかかってくる様々な困難や憎しみ、試練に苦悩しながらも、王としてあるべき姿を見出だしていく姿が、次第に勇ましく感じられてきます。
「危機に瀕した時、賢者は橋をかけ、愚者は壁を造る。」
という演説がステキでした。
 
 マーベルなので、アクションも勿論ド迫力。いつもながらに圧倒的なスケールで描かれる戦いには、息を飲むこと請け合いです。シリーズファンは勿論のこと、初見の方にもオススメです。
 
 
【ワンチャン・ポイント】
※マイケル・B・ジョーダン・・・本作では、主人公の最大の敵となるエリック役。最近の映画では、黒人青年射殺事件を描いた実話「フルートベール駅で」での主演や、「ファンタスティック・フォー」でのジョニー役、そしてあの「ロッキー」の新章である「クリード チャンプを継ぐ男」での主演でも有名な方ですね。
 
オススメジャンル&オススメ度・・・<ストレス発散したい>