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巨大すぎるスケール。極限状態で光る、兄弟の真の絆。
 
2018年1月19日公開
監督:ディーン・デブリン
出演:ジェラルド・バトラー
ジム・スタージェス 他
 
【賛否両論チェック】
賛:世界各地の異常気象を圧倒的なスケールで描きつつも、次々に襲い来る困難を兄弟の絆で乗り越えていく姿に、極限状態における人と人との繋がりを感じさせる。サスペンスとしても楽しめるのも魅力。
否:設定や展開はかなりのご都合主義で、ツッコミどころも数多い。
 
ラブシーン・・・少しだけあり
グロシーン・・・少しあり
アクションシーン・・・メッチャあり
怖シーン・・・雰囲気は少しだけ怖いかも
 
 
 近未来の、人工衛星によって気象がコントロールされるようになった世界で、衛星が暴走してしまうというパニック映画です。主演はジェラルド・バトラー。
 
 度重なる異常気象に見舞われるようになった、近未来の地球。その脅威に対し、もはや一国一国では対応することが出来ず、世界は初めて1つになりました。世界17ヶ国が協力し、気象コントロール衛星「ダッチボーイ」を建設。このダッチボーイによる制御の下、世界の上空に複数の小型衛星を配備し、気象を制御することで、世界の天気は完璧にコントロールされることになったのでした。
 
 アメリカ。そんなダッチボーイの建設者であり、科学者でもある主人公、ジェイク・ローソン(ジェラルド・バトラー)は、その度重なる粗暴な言動が問題視され、政府の聴聞会へと呼ばれてしまいます。折しも現在アメリカが暫定的に管理しているダッチボーイは、3年後に国連の監視委員会に移譲されることが決まったばかりで、上層部はピリピリムード。しかし血気盛んなジェイクは、横柄な態度をとる上層部に対し、その場でも暴言を吐いてしまいます。結果、ジェイクはクビにされてしまい、後任には弟のマックス・ローソン(ジム・スタージェス)が起用されるのでした。
 
 それから3年後。アフガニスタンで活動中の国連軍が、灼熱の砂漠の真ん中にあるはずの町が、住民もろとも一面凍りついているのを発見します。時を同じくして、ダッチボーイに回収された人工衛星から、技師のマクムードが何かのデータを密かに回収していました。彼は抜き取ったデータをロッカーに隠しますが、その直後、事故に見せかけて殺害されてしまうのでした。
 
 アフガニスタンからの報告を受け、ホワイトハウスでは大統領のアンドリュー・パルマ(アンディ・ガルシア)を筆頭に、緊急の対策会議が開かれます。ダッチボーイは、国連の監視委員会への移譲を2週間後に控えているため、なんとかそれまでに対処するために、パルマは独自に修理を行うよう厳命。そこでマックスが指示されたのは、建設者であるジェイクを単身で派遣することでした。ところが同じ頃、香港でも異常現象が発生。灼熱の溶岩がコンクリートの下から吹き出し、町一帯を飲み込んでしまうのでした・・・。
 
 気象コントロール衛星の暴走ということで、そのアクションスケールはまさに宇宙規模。世界各地で起こる異常気象の描写も、圧倒的な恐怖感で描かれていくのが印象的です。また、そんな異常気象の背後で見え隠れする巨大な陰謀にも、観ていてハラハラさせられます。
 
 そんな中でもしっかりと描かれているのは、長年いがみ合っていた兄弟の絆の修復の物語です。互いに罵り合いこそすれ、それぞれの心の根底を同じくする2人が、宇宙と地上で共に奔走しながら、陰謀を暴いて絶望的な状況に立ち向かっていく姿は、思わず感動を誘います。
 
 ストーリーはかなり出来すぎで、ツッコミどころも多いですが、あまり細かいことは気にせずに、世界観にドップリと酔いしれたい、そんな作品かも知れません。
 
 
【ワンチャン・ポイント】
※ジェラルド・バトラー・・・本作の主演。最近の映画では「300 スリーハンドレッド」「エンド・オブ・ホワイトハウス」「エンド・オブ・キングダム」等での主演や、「キング・オブ・エジプト」での暴君役等を務めていらっしゃいます。意外なところでは、超おバカなコメディ映画「ムービー43」で、小人役を演じていらっしゃいますね(笑)。
 
オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>