GODZILLA 怪獣惑星 | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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新たな世界観。人類とゴジラの、生き残りを賭けた死闘!!
 
2017年11月17日公開
監督:静野孔文・瀬下寛之
出演(声):宮野真守・櫻井孝宏・花澤香菜 他
 
【賛否両論チェック】
賛:故郷を追われ、宇宙を漂流していた人類が、一縷の望みをかけてゴジラとの戦いに挑んでいく様に、悲壮感と生きる希望を垣間見るよう。
否:そもそもの設定や強引な展開等、ツッコミ出すとキリがない。
 
ラブシーン・・・なし
グロシーン・・・あり
アクションシーン・・・メッチャあり
怖シーン・・・雰囲気は結構怖いかも
 
 
 往年の名作・ゴジラシリーズが、装いも新たにアニメ映画化されました。その第1弾です。
 
 地球から11.9光年離れた「タウ星e」の上空。恒星間宇宙船「アラトラム号」の船内で、揚陸艇に立て籠る主人公の大尉、ハルオ・サカキ(声:宮野真守)の姿がありました。どうやらタウ星eへの着陸を志願した者達が乗り込む直前に、揚陸艇を乗っ取った様子のハルオは、艦内放送で
「これは老人達ばかりを乗り込ませた口減らしだ!!」
と訴えます。しかし、着陸志願者だった祖父によって説得され、ハルオは投降。独房に閉じ込められてしまうのでした。その後、予定通りに揚陸艇はタウ星eへと向けて発進しますが、その直後に事故が発生し、揚陸艇は爆発炎上してしまいます。独房からその様子を見ていることしか出来なかったハルオは、〝ある生物”への憎しみを新たにするのでした。
 
 遡ること20年前。まだハルオ達が暮らしていた地球に、突如として巨大生物達が次々と出現し始めました。中でも、他の巨大生物を圧倒する怪獣・〝ゴジラ”の脅威はすさまじく、人類は壊滅的な被害を受けてしまいます。地球の資源を狙い、人類に救済の手を手を差しのべてきた「エクシフ」や「ビルサルド」といった異星人達の援助もむなしく、結局人類は地球を放棄し、選ばれた者達が恒星間宇宙船で脱出することになるのでした。まだ幼かったハルオも、祖父に連れられてアラトラム号へと乗り組みますが、そこへ突然ゴジラが襲来。ハルオの両親が乗っていた車両がゴジラの熱線に巻き込まれ、両親はハルオの目の前で命を落としてしまったのでした。
 
 その後人類は居住可能な星を目指して航海を続けますが、それは同時に、いつ終わるとも知れない飢えや孤独、寒さとの戦いでもありました。その上、20年もかけて辿り着いたタウ星eも居住には適さず、揚陸艇の事故によって計画も頓挫。人類は再び追い込まれていたのでした。そんな折、エクシフの軍属神官でハルオの協力者でもある中佐・メトフィエス(声:櫻井孝宏)や、ビルサルドの技術士官の中佐・ガルド(声:諏訪部順一)らの協力により、ハルオが発案した「対ゴジラ戦術」のデータが艦内にリークされます。その科学的な検証によって、これまで倒すことが不可能とされてきたゴジラの〝弱点”が浮き彫りになり、乗組員達の間で、
「ゴジラを倒せるかもしれない。」
という希望的推測が広がっていくのでした。こうした空気が後押しとなり、中央委員会は「長距離亜空間航行」によって短期間で地球へと帰還し、ゴジラを駆逐して地球を取り戻すという計画を実行することになります。
 
 長距離亜空間航行は無事に成功し、地球上空へと帰還したアラトラム号。しかしその実、地球上では既に2万年近くが経過していました。早速無人機による偵察が行われますが、やがてそこから聞こえてきたのは、誰もが忘れることの出来ないあの忌まわしい鳴き声、ゴジラの咆哮でした・・・。
 
 日本人にとっては非常に馴染みの深い“ゴジラ”。本作では、そのゴジラによって人類が地球を追われるという、衝撃の展開が描かれます。深淵の宇宙を漂いながら、絶望に苛まれる人類の苦悩が、主人公のゴジラへの深い憎しみが発端となり、やがて「ゴジラを倒し、地球へと帰還する」という微かな希望へと変わっていく姿が印象的です。
 
 そして、そんな人類の先遣隊を前に、悠然と立ちはだかるゴジラの破壊神としての姿もまた、自然を壊しながら現代を生きる人類に警鐘を鳴らすかのようです。
 
 物語としてはかなりツッコミどころはありますが、それを指摘するのは野暮というもの。存亡を賭けた人類とゴジラの死闘を是非ご覧下さい。
 
 
【ワンチャン・ポイント】
※今回はお休みです。
 
オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>