戦狼 ウルフ・オブ・ウォー | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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重厚なアクションと重たいテーマ。圧倒的スケールの大作!!
 
2018年1月12日公開
監督:ウー・ジン
出演:ウー・ジン
フランク・グリロ 他
 
【賛否両論チェック】
賛:予備知識は無くてもついていける。極限状態で繰り広げられる怒濤のアクションの連続に、思わず息を飲む。
否:展開はご都合主義で、無理もかなりある。グロシーンも多め。
 
ラブシーン・・・なし
グロシーン・・・結構あり
アクションシーン・・・メッチャあり
怖シーン・・・雰囲気は少し怖いかも
 
 
 中国のアクション映画・その第2弾です。元特殊部隊員の主人公が内線下のアフリカで、人命を守るために奔走します。
 
 始まりはアフリカ沖。1隻の貨物船が、今まさに海賊の襲撃を受けているところでした。小型艇から発砲してくる海賊達に対し、貨物船の船員達は逃げ惑うばかりでしたが、その中から1人の男が颯爽と海に飛び込むと、海賊達の小型艇を船底からひっくり返し、海中での大立ち回りの末に、全員を捕縛してしまいます。彼こそが中国軍の特殊部隊「戦狼」の元隊員、レン・フォン(ウー・ジン)でした。遡ること3年前。レンは戦死した戦友・ファンの実家がヤクザに取り壊されそうになっていたところを、戦地から帰国した仲間達と共に撃退したために、軍籍をはく奪されてしまいます。その上、同じ軍所属で結婚間近だった恋人・ロン(ユー・ナン)が、任務に赴いた戦地で武装勢力に殺害されてしまったのでした。手がかりは犯行声明の殺害映像のみで、レンの下には送りつけられた銃弾しか残りませんでした。
 
 こうしてロンの復讐を固く誓ったレンは、武装勢力の手がかりを掴むために、アフリカの小国で奔走し続けているのでした。折しもその国では、「マランラ病」と呼ばれる疫病が流行し、「レッドスカーフ」と名乗る反政府勢力も暗躍していました。そんなある日のこと、レンは自分を父親のように慕う貧しい少年・トゥンドゥと共に、市場の中国人経営者が営む雑貨屋を訪れていましたが、時を同じくしてレッドスカーフが突然市場を襲撃。政府軍と反乱軍との間で、壮絶な銃撃戦となってしまいます。レンはトゥンドゥを庇いながら、なんとかレッドスカーフを蹴散らし、他の民間人達数名と共に中国大使館へと駆け込むのでした。
 
 その後夜を待って、脱出のために大使館の車両で港へと向かったレン達は、翌朝中国海軍の船へと乗り込むことになりますが、そこで突然トゥンドゥが
「母親を探す!!」
と言い出し、船を降りようとしてしまいます。一方で大使館の上層部も、マランラ病研究の第一人者である医師・チェン博士を保護出来ておらず、頭を痛めていました。あいにく中国軍が表立って活動することは出来ないため、やむを得ずレンが単独でトゥンドゥの母親とチェン医師を探すことに。かくしてレンは、チェンがいるとされている貧しい村・サンクジャへと向かうのでしたが・・・。
 
 なんとなく前作の知識はあった方が良さそうですが、最悪無くても大丈夫かと思います。
 
 内戦と疫病で混乱するアフリカの地にあって、最愛の人の仇を探す元特殊部隊員の主人公。そんな彼が凶弾に倒れていく人々を見過ごせるはずもなく、強力な傭兵組織に単身で戦いを挑んでいく様は、出来すぎとは分かっていてもやはりカッコイイです。
 
 アクションもこれでもかというくらいド迫力。生身の戦闘は勿論、戦車との戦い等のスケールは圧倒的で、他の追随を許しません。
 
 また、ヒロインが語る、
「アフリカは文明発祥の地。でも文明を笠に着た人達が、困難を持ち帰った。」
という言葉や、救助ヘリに乗せる人間を人種によって選ぶ重役に対し、主人公が、
「ヘリは俺が呼んだ。乗せる者も俺が選ぶ!!」
と、平等に女性子供を乗せようとする姿に、人間の本質を改めて痛感させられるようでもあります。
 
 ツッコミどころは多々ありますが、重厚なアクション大作を是非チェックしてみて下さい。
 
 
【ワンチャン・ポイント】
※フランク・グリロ・・・本作では、レッドスカーフに雇われた傭兵達のボス・ビッグダディ役。最近の映画では、「キャプテン・アメリカ」シリーズでの悪役・クロスボーンズ役や、1年で一晩だけあらゆる犯罪が合法化される混乱を描いた「パージ」シリーズでの主演等が有名なところです。
 
オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>