グレムリン2017 異種誕生 | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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逃れられない死の恐怖。愛を問われる異色のホラー!!
 
2017年8月26日公開
監督:ライアン・ベルガルト
出演:アダム・ハンプトン
クリスティ・K・ボーン 他
 
【賛否両論チェック】
賛:絶対に逃れられない怪物の恐怖の中にあって、「本当の愛とは何か」という意外性のあるテーマを問いかけてくるのが、ハラハラする中にも新鮮味を感じさせる。
否:ストーリーはかなり荒唐無稽で、ツッコみ出すとキリがない。急に驚かせるシーンやグロシーンもかなりあり。
 
ラブシーン・・・少しあり
グロシーン・・・メッチャあり
アクションシーン・・・少しだけあり
怖シーン・・・急に驚かせるシーンがあり
 
 
 箱に潜む怪物による、逃れられない恐怖を描いたホラー映画です。
 
 とある小さな木箱の前で、箱に向けて猟銃を構える男・ジェームス。その傍らには、車椅子に座る妻・リサの姿がありました。しかしその直後、箱のフタが開くと、飛び出してきた〝何か”がリサに飛びかかります。猟銃でなんとか抵抗しようとするジェームスでしたが、リサはそのまま帰らぬ人になってしまうのでした。
 
 ところ変わって、建築士をしている主人公・アダム。彼は現在、妻のジュリーと娘のアナ、そして幼い息子のチャーリーと共に、ジュリーの祖母・メアリーの家で暮らしていましたが、子供達との関係はどこかギスギスしていました。それもそのはず、この家族はかつて、チャーリーの兄だった息子のヘンリーが誘拐され、殺害されてしまったという過去があり、チャーリーは今もなおその時のトラウマを抱えてしまってるのでした。
 
 その日の夜も、アナはアダム達の言葉には耳を貸さず、恋人のタイラーと共に抜け出してしまいます。そんな折、一家の夕食前に、1人の男性がメアリーを訪ねてやって来ます。その男こそが、あのジェームスでした。ジェームスは応対したメアリーに対し、
「愛する人に渡すゲームだ。」
と、あの木箱を手渡すと、逃げるように去っていきます。その後の夕食時、メアリーは愛する娘婿のアダムに、その木箱を渡すのでした。ところがその日の夜、胸騒ぎがして眠れずにいたチャーリーは、メアリーの部屋から彼女のうめき声が聞こえてくるのに気がつき、恐る恐る部屋の中を覗き込みます。するとそこにはメアリーの遺体と、その上でうごめく小さくて不気味な怪物の姿がありました。慌てて逃げ出すチャーリーをよそに、怪物は悠々と箱の中へと戻っていくのでしたが・・・。
 
 ストーリー自体は荒唐無稽で、描写的にもB級感はかなりあります。まずはその辺りで、好みはハッキリと分かれそうなところです。
 
 しかしそんな中で物語の核となるのは、〝愛する人に箱を渡す”というキーワードです。大切な人を1人また1人と殺していく忌まわしき怪物に対し、逃れるためには誰か1人本当に愛する人を犠牲にしなければならないという、この何ともいえないもどかしさというか、後味の悪さが印象に残ります。
 
 そして、そんな理不尽なキーワードによってあぶり出されていくのは、「本当の愛とは・・・?」という意外な真実でもあります。夫婦間の愛情は勿論、親子の愛や男女の愛等、登場人物達の愛情を試すような、そんな一風変わったホラー映画ともいえそうです。
 
 
【ワンチャン・ポイント】
※今回はお休みです。
 
オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>
 
 
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