HiGH&LOW THE MOVIE2 END OF SKY | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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一大スケールで描くアクション。それぞれの運命の行方。
 
2017年8月19日公開
監督:久保茂昭・中茎強
出演:岩田剛典・鈴木伸之・黒木啓司 他
 
【賛否両論チェック】
賛:息もつかせぬ激戦につぐ激戦の数々に、観ていてハラハラさせられること必至。超豪華なキャストの面々や、世界観にマッチした楽曲の数々もカッコイイ。
否:ストーリー自体は荒唐無稽そのものなので、人によっては興ざめすることこの上ない。
 
ラブシーン・・・なし
グロシーン・・・暴力シーンか多数あり
アクションシーン・・・メッチャあり
怖シーン・・・雰囲気は少し怖いかも
 
 
 「EXILE TRIBE」総出演で話題の人気作、その最新作です。新たに現れた街の脅威に、SWORDが再び1つになります。
 
 物語の舞台は、荒廃したとある地区。「山王連合会」「鬼邪(おや)高校」「White Rascals」「RUDE BOYS」「達磨一家」と、5つのチームがしのぎを削るその一帯は、「SWORD地区」と呼ばれていました。前作でのコンテナ街での死闘の後、山王連合会のコブラ(岩田剛典)は他のチームを呼び出すと、1つの提案をします。それは、カジノ建設のためにSWORD地区を狙う暴力団「九龍グループ」や、敵対する極悪スカウト集団「DOUBT」、そして最強の武闘派集団「MIGHTY WARRIORS」らから街を守るために、協定を結ぶことでした。しかしWhite RascalsのROCKY(黒木啓司)は真っ先にこれを拒否し、達磨一家の日向(林遣都)も、〝九龍を潰すカギになる”というUSBデータの話に、懐疑的な見方を示します。また、リーダーのスモーキー(窪田正孝)を病気で欠くRUDE BOYSも、明日を生き抜くのに必死だと窮状を訴えます。鬼邪高校の村山(山田裕貴)だけは唯一コブラを支持しますが、結局協定は合意には至りませんでした。
 
 一方その頃、九龍に絡む政界の汚職データが入ったUSBを手に帰国した、かつてSWORDの前身である「ムゲン」を率いていた男・琥珀(AKIRA)の姿がありました。戦友・九十九(青柳翔)とバイクに乗ろうとする琥珀でしたが、そんな2人に、九龍傘下の黒崎会の若頭・九鬼源治(小林直己)率いる手の者達が襲いかかります。何度倒されても立ち上がって襲いかかってくる源治に、琥珀は次第に追い詰められますが、なんとかねじ伏せ、他の敵を振り払った九十九と共に、バイクで逃走することに成功するのでした。
 
 時を同じくして、大勢のDOUBT構成員の出迎えを受け、螺千刑務所から1人の男が出所してきます。彼こそがDOUBTの創設者であり、〝狂犬”と恐れられた危険人物・林蘭丸(中村蒼)でした。実はかねてから、女性を道具としか思っていないDOUBTは、女性を守ることを信条とするWhite Rascalsと激しく対立していたため、ROCKYと蘭丸との間には、浅からぬ因縁がありました。そのためROCKYは、今後激しくなるであろう蘭丸との戦いにSWORDを巻き込まないよう、協定には敢えて反対していたのでした。しかしその蘭丸の下には、ジェシー(NAOTO)率いる刑務所の最強集団「PRISON GANG」や、湾岸地区から「MIGHTY WARRIORS」も加わり、一大勢力になっていきます。そしてDOUBTは、次第にSWORD地区へと牙をむき始めるのでしたが・・・。
 
 最初にこれまでのあらすじは全て説明してくれるので、予備知識は最悪無くても大丈夫そうです。
 
 前作で結束を勝ち取り、強大な敵を打ち破ったSWORDの面々。そこへ今回は最凶の男・蘭丸率いるDOUBTが、MIGHTY WARRIORSとPRISON GANGという二大勢力を味方に、SWORDの一角・White Rascalsに襲いかかります。他者を巻き込むまいと、
「立っていられるうちは、自分の足で立つべきだ。」
と高貴な姿勢を崩さないROCKYに対し、
「一緒にいるだけが仲間じゃねぇ。」
と、熱い胸のうちをたぎらせるコブラ。 絶体絶命の状況下にあって、それぞれのチームが下すそれぞれの決断に、思わずしびれます。
 
 ラストの大乱闘はもはやお約束になりつつありますが(笑)、そのスケールには毎回圧倒されます。何度も迎える万事休すの危機に、次々に救世主が現れる辺りは、分かっていてもやっぱりカッコイイですね。
 
 そして本作はもう1つ、次回作へとつながる九龍グループとの最後の戦いも、見どころです。“ヤクザ”という絶対勝てない相手に対し、コブラ達SWORDの面々だけではなく、九龍を潰すために奔走し続ける琥珀や雨宮兄弟の勇姿からも、目が離せません。
 
 ストーリーはまさに荒唐無稽なので、
「え、何これ?」
と感じる向きもあるかも知れませんが、その辺りはツッコまずに純粋に酔いしれたい、そんな作品です。
 
 
【ワンチャン・ポイント】
※佐藤寛太さん・・・本作では、山王連合会のテッツ役。最近の映画では、実写映画化された「イタズラなKiss」シリーズでの主演や、政府によって結婚相手が決められる近未来の世界を描いた「恋と嘘」にも出演されています。
 
※水野勝さん・・・本作では、達磨一家の風太役。知る人ぞ知る、人気グループ「BOYS AND MEN」のリーダーで、最近の映画では、信長・秀吉・家康が現代にタイムスリップしてきて、アーティストとして音楽で天下を目指す「サムライ・ロック」や、復讐が合法化された島でのサバイバルを描いた「復讐したい」、そして人気コミックの実写化「白鳥麗子でございます THE MOVIE」等で主演を務めていらっしゃいます。
 
オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>
 
 
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