ジョン・ウィック チャプター2 | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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痛快さダウンもスケールアップ。最強の殺し屋、2度目の復活!!

 

2017年7月7日公開
監督:チャド・スタエルスキ
出演:キアヌ・リーブス
リッカルド・スカマルチョ 他

 

【賛否両論チェック】
賛:絶体絶命の状況でも動じることなく、襲い来る敵を次から次へと倒していく最強の殺し屋の真骨頂に、ハラハラさせられること必至。華麗すぎるアクションにも思わず圧倒される。
否:前作のような“復讐の痛快さ”はないので、なんとなく荒唐無稽さが際立つ印象。展開もかなりのご都合主義。

 

ラブシーン・・・全裸シーンがあり
グロシーン・・・殺害シーンがメッチャあり
アクションシーン・・・メッチャあり
怖シーン・・・雰囲気は少しだけ怖いかも

 

 

 怒らせてはいけない最強の元殺し屋、ジョン・ウィック。その復活を描いた第2弾です。主演は勿論、キアヌ・リーブス。

 

 前作で、亡き妻から贈られた最愛の仔犬を殺され、犯人のロシアンマフィア達を壊滅へと追いやった凄腕の元殺し屋、ジョン・ウィック(キアヌ・リーブス)。しかし奪われた彼の車は、まだロシアンマフィア・アブラム(ピーター・ストーメア)の下にありました。そのことを気に病むアブラムに対し、彼の部下は
「ジョン・ウィックを消してしまっては?」
と軽口を叩きますが、アブラムは
「奴はカフェで3人を殺した男だぞ。それも〝鉛筆1本”で。」
と、ジョン・ウィックのかつての伝説を引き合いに出します。しかしこの頃、時は既に遅し。麻薬の密輸先にもなっているアブラムのアジトに、1つの影が忍び寄っているのでした。影は厳重な警備をものともせず、闇に紛れて1人また1人と、警備を暗殺していきます。そしてその影、ジョン・ウィックは自身の車を発見すると、悠々と乗り込んで発進させるのでした。すぐさまアブラムの手下達も車に乗り込み、体当たりや銃撃でジョンを追いつめようとしますが、ド派手なカーチェイスの末に、ジョンは手下全員を皆殺しにすると、廃車寸前になった車に乗って、自宅へと帰っていくのでした。

 

 家でジョンを待っていたのは、名前のない二代目の愛犬でした。翌朝、ジョンは知人で裏家業の整備工・オーレリオ(ジョン・レグイザモ)に、車の修理を依頼。その後、ようやく武器一式を地下室の床下へとしまうと、上からセメントで固め、封印するのでした。ところがその直後、インターホンが鳴り、イタリアンマフィアのサンティーノ(リッカルド・スカマルチョ)がやって来ます。挨拶もそこそこに仕事の依頼をしようとするサンティーノに対し、ジョンはこれを固辞しようとしますが、そんなサンティーノが取り出したのは、ジョンの血判。実はサンティーノは、かつてジョン・ウィックが裏稼業から引退する際に力となり、その時にジョンはサンティーノと血の誓印を交わしていたのでした。それでもジョンは首を縦に振らず、サンティーノを帰らせてしまいます。するとサンティーノは、表に待たせていた車からバズーカを取り出すと、家を木っ端微塵に吹き飛ばしてしまうのでした。

 

 愛犬と共になんとか生き延びたジョンでしたが、行き場をなくしてしまい、殺し屋達が愛用する最上級ホテル「コンチネンタル・ホテル」へと足を運びます。彼はそこで、ホテルの支配人であり裏社会にも顔が利くウィンストン(イアン・マクシェーン)に助けを求めますが、誓印がある以上、ウィンストンでも助けることが出来ません。ジョンは仕方なくサンティーノの依頼を受けることにしますが、その依頼とはサンティーノの実の姉で、(殺し屋の世界における)主席連合の1人・ジアナを殺すことでした。自身が主席になるためのサンティーノの計画に不快感を示しながらも、ジョンは周到な準備をし、イタリアでジアナの警護陣営と激闘の末、ジアナを殺害することに成功します。ところがその直後、サンティーノはすぐに手のひらを返し、ジョン・ウィックに700万ドルの賞金を懸けてしまいます。かくしてジョン・ウィックは、世界中の殺し屋から狙われることになってしまうのでしたが・・・。

 

 前作では、愛犬を殺したロシアンマフィアを壊滅させた元最強の殺し屋、ジョン・ウィック。今回は思い出の家をバズーカで破壊したイタリアンマフィアと、賞金目当てに襲って来る世界中の殺し屋を相手に、前作を上回る怒濤のアクションを繰り広げます。

 

 四面楚歌の状況下にあっても、スマートさを失わず、華麗なガン・フー(ガンアクションとカンフーを融合させた武術)で敵を倒していくジョン・ウィックの姿は、孤独の中にも信念を感じさせ、非常にカッコイイです。ラストは切なさも残りますね。

 

 前作は復讐心に突き動かされて戦っていたものが、今回は陰謀に巻き込まれて命を狙われるので、やや痛快さには欠ける部分はありますが、他の追随を許さないガン・フーの魅力も満載ですので、是非観てみて下さい。

 

 

【ワンチャン・ポイント】
※ピーター・ストーメア・・・本作では、冒頭で登場するロシアンマフィアのアブラム役。最近の映画では、ニコラス・ケイジ主演の「トカレフ」でのマフィアのボス役や、ノオミ・ラパス主演の「ラプチャー 破裂」での怪しげな老人役で出演していらっしゃいます。

 

オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>

 

 

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