ジーサンズ はじめての強盗 | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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痛快さは満点。破天荒な老人達の、老獪な大暴走!!

 

2017年6月24日公開
監督:ザック・ブラフ
出演:マイケル・ケイン
モーガン・フリーマン
アラン・アーキン 他

 

【賛否両論チェック】
賛:怖いものなしの老人達が、年金を取り返すために強盗にチャレンジする様が、ユーモラスで思わず笑ってしまう。金を奪い返す華麗な手口も痛快。
否:やはり道徳的にはよろしくないので、人によってはあまり楽しくないかも。

 

ラブシーン・・・少しだけあり
グロシーン・・・基本的にはなし
アクションシーン・・・少しだけあり
怖シーン・・・少しだけあり

 

 

 仲良し3人組の老人達が、奪われた年金を取り返すために、銀行強盗を計画します。主演はマイケル・ケイン、モーガン・フリーマン、アラン・アーキン。 

 

 その日、ジョー(マイケル・ケイン)の姿は、ウィリアムズバーグ銀行にありました。先日銀行に勧められた投資が元本割れし、預金がマイナスだとの督促状が来たためでしたが、相談を受けた銀行員のチャックは、
「リスクがあると説明したはずです。」
と、そんなジョーを軽くあしらいます。どうしても納得がいかないジョーでしたが、そこへ銃声が鳴り響いたかと思うと、3人組の銀行強盗が押し入ってくるのでした。彼らは機敏な動きで金を強奪し始め、その中の1人がジョーの下にもやって来ます。しかし男は、ジョーの事情を察すると、
「老人を敬うのは社会の義務だ。」
として、チャックの財布から金を巻き上げていきます。その後、大金をせしめた犯人達は、誰も傷つけずに撤収。その華麗な一部始終に、ジョーは思わず見とれてしまうのでした。

 

 ジョーが会話をした男の首筋には、本格的なタトゥーが入っていたため、警察はギャングによる犯行との見方を強め、捜査を開始。しかしその後も、一向に犯人達の足取りはつかめないのでした。一方、ジョーとその旧友のウィリー(モーガン・フリーマン)・アル(アラン・アーキン)の下でも、事件が起こります。長年働いてきたウェクスラー製鉄が、会社の身売りに伴って、年金の支払いを凍結したのでした。年金生活を送っていた3人を始め、元従業員達からは批判が紛糾しますが、経営陣は聞く耳を持ちません。それでなくても、ジョーは離婚して出戻ってきた娘とその孫娘の世話に忙しく、ウィリーは腎不全が悪化し、早期の手術が必要な状況、そしてアルはというと、近所に住む女性・アニー(アン=マーグレット)に言い寄られる等々、3人それぞれが複雑な事情を抱えているのでした。

 

 そんな中、遂にジョーの下へ、30日後の資産差し押さえ通告が送られてきてしまいます。困惑したジョーでしたが、ウェクスラー製鉄が年金支払いの凍結で浮いた資産を、ウィリアムズバーグ銀行への資金返済に充てていると知り、ウィリーとアルに
「俺達もウィリアムズバーグ銀行を襲わないか?」
と、強盗を持ちかけるのでした。ウィリーはすぐに賛成。真面目なアルは最初こそ反対しますが、最終的には3人で決行することを決めます。かくして3人の銀行強盗計画がスタートし、まずは小手調べに、地元のスーパーで万引きをやってみるのでしたが・・・。

 

 テンションとしては、「RED」や「龍三と七人の子分たち」に近いイメージでしょうか(笑)。先もなく、もはや怖いものなしの老人達が、奪われた年金を奪い返すべく、不慣れな銀行強盗にチャレンジしていく姿は、時に哀愁が漂い、時にとってもコミカルで、不謹慎にも笑ってしまいます。

 

 同時にサスペンスの要素もあり、老人達がプロの知恵を借りながら、どう警察から逃げきろうと画策するのか、その部分も非常に痛快です。

 

 勿論倫理上は問題たっぷりですが、そんな野暮なことは置いておいて、老人達の丁々発止のやり取りを楽しみたい、そんな作品です。

 

 

【ワンチャン・ポイント】
※ジョーイ・キング・・・本作では、マイケル・ケイン演じるジョーの孫娘・ブルックリン役。最近の映画では「ホワイトハウス・ダウン」で、チャニング・テイタム演じる主人公の娘役で出演されているほか、あの「インデペンデンス・デイ:リサージェンス」にも出演していらっしゃいます。

 

オススメジャンル&オススメ度・・・<ストレス発散したい>

 

 

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