皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

<ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

観たい映画に迷った時は、このムービーナビをご活用下さい。現在公開中の映画の中から、目的や好みに合わせた映画を探せます。

※「声に出して読みたい映画のセリフ in 2018」 4月8日発売♪

ゴロツキから英雄へ。異色すぎるダークヒーローの誕生!!

 

2017年5月20日公開
監督:ガブリエーレ・マイネッティ
出演:クラウディオ・サンタマリア
イレニア・パストレッリ 他

 

【賛否両論チェック】
賛:能力を得た主人公が、私欲のために使っていた力を、次第に他人を守るために使うようになっていく姿が印象的。一見するとやりすぎなアクションも、案外カッコイイ。
否:直接的なラブシーンやグロシーンが結構多いので、苦手な人には向かないか。

 

ラブシーン・・・かなりあり
グロシーン・・・かなりあり
アクションシーン・・・かなりあり
怖シーン・・・雰囲気は結構怖いかも

 

 

 イタリア映画です。ふとしたきっかけで超人的な力を得た町のゴロツキが、次第に町の英雄へと変わっていきます。

 

 パリの町を、警察やチンピラに追われながら逃げ回る男・エンツォ(クラウディオ・サンタマリア)。しかし警察は上手く巻いたものの、チンピラ達には川べりへと追いつめられてしまいます。エンツォはとっさに川の中へと隠れ、難を逃れますが、チンピラ達が去った直後、川底にあったドラム缶が割れて、エンツォはその中へと落下。薬品まみれになりながら、なんとか岸へとはい上がりますが、その後彼の具合はみるみる悪くなり、必死に帰った自宅で倒れるように寝込んでしまうのでした。

 

 翌朝、なんとか回復したエンツォは、世話になっているセルジョの下へ金の無心に行きますが、あいにくセルジョは町のゴロツキのボス・ジンガロ達と話し合いの真っ最中で、エンツォは外で待たされることになります。ジンガロは大物マフィアからの麻薬をさばく依頼を受けていましたが、日頃からボス面をする彼を快く思っていなかったセルジョは、その足でエンツォを連れ、麻薬を横取りしようと、単独で運び屋達を廃墟のビルへと連れていくのでした。

 

 ところが、いざ運び屋達に下剤を飲ませ、お腹に入っている麻薬を取り出そうとしたところ、事件が起こります。運び屋の1人がショック死してしまい、怒ったもう1人がセルジョから拳銃を奪い取ると、セルジョを撃ち殺してしまったのでした。エンツォも肩を撃たれて9階から転落しますが、何故か不思議とケガはなく、命からがら自宅へと逃げ帰ります。その後、肩の傷も驚異的な回復力で治ってしまうのでした。

 

 一方エンツォは、母親の死をきっかけに気が触れてしまったセルジョの娘・アレッシア(イレニア・パストレッリ)と出逢います。セルジョの居場所を知りたがるアレッシアに対し、始めはシラを切るエンツォでしたが、そんな彼女の下にジンガロの魔の手が迫った時、放っておけなくなったエンツォは、突如宿った怪力でゴロツキ達を叩きのめしてしまうのでした・・・。

 

 ひょんなことから、怪力と強靭な肉体を手に入れた町のゴロツキ・エンツォ。己の私欲のためにその力を使っていた彼が、変わり者のヒロイン・アレッシアに心惹かれていく中で、次第に自らの使命に目覚めていく様子が、時にコミカルに、時に切なく描かれていきます。

 

 後半のアクションは、やりすぎ感が満載とは思いつつも、ついつい見入ってしまいます。

 

 ツッコミどころは多々ありますが、異色なヒーローの活躍を、是非観てみて下さい。

 

 

【ワンチャン・ポイント】
※今回はお休みです。

 

オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>

 

 

<「映画の通信簿2016」発売中!!>